あらすじ金国の首都防衛の要・居庸関へ、最新の武器をもって侵攻を始める蒙古軍。 戦いの火ぶたが切られた戦場の片隅に、蒙古にすべてを奪われた英雄・虎のハラバルが出現、かつて敵同士であったシュトヘルと出会うが、ともに大ハンの首を狙うことで、ある種の結託をする。 父親殺しを図る蒙古の王子・ナラン。ユルールはナランから大ハンの背中にもつ瑕、西夏文字の秘密を聞くも、文字のもつ未来、可能性を伝えるために、あえて大ハンに対峙することを決意するが・・・・・
バナナさん通報5.0モンゴル少数部族の戦いと時空を超えた恋愛+人間模様原始的で野蛮な世界と戦い方が、残酷さが強調される。メインキャラたちの優しさや、主人公の現代人特有の思考や優しさが、とても大切なものに見えて美しい。歴史ファンタジー要素が少しだけ堅苦しく、重い雰囲気を作るので、たまに理解が追いつかなくなりそうだった。でも面白い物語だった。2023/09/27いいね