プライベートアクトレスの志緒。今回の依頼人は、同じ高校の伊藤杏子。彼女は文通相手とコンサートの約束をしていたのに、病気で倒れてしまったのだ。手術後の命に自信がない杏子は、身代りにと、チケットを志緒に託す。ところが当日、志緒がいくら待っても相手の杉浦海人が現れない。憤慨した志緒は、住所を頼りに海人の元に押しかけた。ところが彼は、そんな文通に覚えがないという。彼と二人で調べた結果、海人の名で手紙を出していたのは、なんと彼の祖父だったことが判明! しかもその祖父も重病で入院中なのだ。美しい詩を通じて、互いの存在を支えにし合う二人のために、身代わりを続けようと思う志緒だが…・・ ●収録作品/P.A.