蕎麦屋「岡崎庵」に嫁いで3年になる杏奈。店の手伝いと家事を請け負って、忙しく働く日々だったが、夫の家族にどこか馴染めないままでいた。子供ができないからなのか、夫の元カノが我が物顔で店に出入りするからなのか…雨の昼下がり、電話が鳴り響く。「遅い! 盛りそば1枚に何時間待たせるんだ!?」クレーマー気質の常連客・五味田に出前を届けるため、杏奈は雨の中カブを走らせるのだが…? 大ヒットコミックス、悩める妻の禁断愛、小説版・第2話! 【収録作品】出前妻 岡崎杏奈・29歳 蕎麦屋手伝い あの時、電話がかかってこなければ――。(「小説 金魚妻」より)※この電子書籍は「小説 金魚妻」を話ごとに分冊化した商品です。