あらすじ返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無く文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。それは渡せなかった手紙の所為か…。ただ一人が手紙を盗み読まなかったことからはじまった、過去と感情と関係が絡み合う4人の男の恋愛物語。花城の過去との決着、廣瀬の不安、有原が追う手紙の行方、澤の優しさ…それぞれの想いの行き先が見えてくるシリーズ3冊目。「やぎさん郵便」17.5話~23話までを収録。
k通報5.0短編が多い草間先生の長編です。非常によく練られていて、セリフが親切ではないのですが(主語が抜けててわかりにくい)何度も読み込むと「あ!あれはそういう事か!」とハッとさせられます。人物の心が変化していく様も無理がなく、間違いなく良作だと思います。個人的には 「普段温厚な人が 実は(軽い)サド」って言うのが たまりません。2017/05/15いいね(1)
コーデリア通報5.0マッチ売りから始まったお話ついに完結!草間さんの作品の中で1番好きかも。雰囲気のある絵柄で読みやすく、何より昭和初期という設定と絵が合う。有原が幸せそうで良かった。2015/12/03いいね(3)