マッチ売り

全巻(1-4巻 完結)

マッチ売り

出版社:
5.0
10
返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無い。文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。それは渡せなかった手紙の所為か。手紙を返そうと友人を待つ学生、廣瀬清高。トンネルの向かいにはヤミのマッチ売り、花城青司が立つ。煙草を吸うため花城から燐寸を貰い、待ちぼうけのいきさつを話す。「何一つお前のせいじゃねえよ」と、お人好しの廣瀬に惹かれはじめた花城は――。恋文で人生を狂わされた男たちが絡み合う人間関係と感情の中で選ぶ相手とは。草間さかえ長編連載「マッチ売り」~「やぎさん郵便」の第1巻。
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全4巻|完結
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マッチ売りの作品情報

あらすじ

返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無い。文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。それは渡せなかった手紙の所為か。手紙を返そうと友人を待つ学生、廣瀬清高。トンネルの向かいにはヤミのマッチ売り、花城青司が立つ。煙草を吸うため花城から燐寸を貰い、待ちぼうけのいきさつを話す。「何一つお前のせいじゃねえよ」と、お人好しの廣瀬に惹かれはじめた花城は――。恋文で人生を狂わされた男たちが絡み合う人間関係と感情の中で選ぶ相手とは。草間さかえ長編連載「マッチ売り」~「やぎさん郵便」の第1巻。

マッチ売りのレビュー

  • オリーブさん
    5.0
    素晴らしいです!是非に読んでもらいたい!
    2018/04/02
  • バナナさん
    5.0
    丁寧に読み返しました。1回では分かりにくいかも。奥行きがある素敵なお話です。
    2018/02/12
  • k
    5.0
    短編が多い草間先生の長編です。
    非常によく練られていて、セリフが親切ではないのですが(主語が抜けててわかりにくい)
    何度も読み込むと「あ!あれはそういう事か!」とハッとさせられます。
    人物の心が変化していく様も無理がなく、間違いなく良作だと思います。
    個人的には 「普段温厚な人が 実は(軽い)サド」って言うのが たまりません。
    2017/05/15
  • コーデリア
    5.0

    マッチ売りから始まったお話

    ついに完結!草間さんの作品の中で1番好きかも。雰囲気のある絵柄で読みやすく、何より昭和初期という設定と絵が合う。有原が幸せそうで良かった。
    2015/12/03