あらすじまた巡り合って君と会いたい狛犬と人間、センシティブな愛の軌跡都会での生活に疲れ、田舎の山に越してきた伊月。そこは昔から“妖怪が出る”と言われている場所だった。迷信だと思いながらも裏山を探索していると獣の妖怪に襲われてしまう。絶体絶命のその時、伊月を助けてくれたのは犬の耳が生えた美しい青年・狛だった。自分を狛犬の化身だと名乗る狛は「私の主人になれ」と言う。断る伊月だが狛の寂しそうな姿に心が揺らぎ、申し出を受け入れてしまうことに。不遜な態度だが素直で尽くしてくる狛との一つ屋根の下での暮らしに段々と安らぎを感じる伊月。しかし狛にはある秘密があって……?
リンゴさん5.0寂しさに溢れて胸がいっぱいになる美しい自然の光景の中、寂しさを抱えるヒトと狛犬の化身とが紡ぐ美しいお話でした。途中、何度も涙が溢れてきてしまった。ラスト近くに描かれていた二人の過ごす日常の景色が、本当に美しかった。人外というジャンルにとらわれずに、是非、この美しい寂しさに触れてもらいたいです。2024/11/28いいね(1)
リンゴさん5.0泣いた絵が好きだなぁとジャケ買い勢いで買ったはじめての作家さんだから、期待してなかったんだけど…はじめこそ、あらららららこりゃご都合展開まっしぐらなやつかー?って思ってたのに、読み終わったあとは感動モノ映画を見終わったような気持ちになった。美しいな2023/05/10いいね(2)