公爵夫人の50のお茶レシピ 2

皆さん評価が厳しめですが、1巻を読んだだけでの判断は早すぎるのかなと思います。50のレシピというのもお茶を通して人と関わり、周囲に変化をもたらす過程のことではないかと思います。読み進めてみれば、公爵様が人間らしく変わってきたり、読みごたえある内容だと思います。

異世界転生ものとしても、地位のある冷徹な男性が主人公に惹かれていく‥な恋愛ものでもよくあるストーリー
ただ、私はまどろっこしい駆け引きで話数を稼ぐパターンが好きではなく、遠山の金さんや水戸黄門的(若い人は知らないと思うけど)に進む方が気楽に読めて好きなので
先々はわからないけど既刊までは普通に楽しく読めました
沢山の伏線回収したかったり、捻り好き、考察好き、ドロドロ好きなど
単純なストーリーが好みでない人にはオススメしません

内容自体は良くある設定でも面白いと思う。
けれどこの主人公がどうしても好きになれず共感も出来ないので今一つ楽しめなかった。
例えば過去に無実の罪で怪我を負わせた相手が、謝罪も無く、ちょっと態度が変わっただけで主人公に傾倒するのはご都合主義と言うにも余りにも余りで。
全編そんな感じで周囲が主人公に味方していく過程がまるで洗脳でもされている気味悪さで納得出来ない。
タイトルにもあるお茶のレシピも専門的なものは一切無く、内容が薄っぺらい。

評価が低いようですが、私は嫌いな内容ではないし、続きが読みたいなって思いました。

絵は稚拙だし話はつまらないしお茶レシピも大したことなく何の参考にもならない