既刊(1-4巻)

テーレマコス(2)

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600
キュクロプス(一つ目の巨人)の少年ウーティス(「誰でもない」の意)を仲間に加えたテーレマコスとポリカステとゼフィロスの一行が次に向かったのは、魔女キルケーが住むというアイアイエー島だった。キュクロプス島でウーティスの父ポリュペーモスの目をつぶしたあと、オデュッセウスが訪れたのがその島なのだという。途中、彼らは恐ろしい歌声で旅人を催眠術にかけるセイレーンたちに襲われるが、テーレマコスの活躍でどうにか切り抜けることに成功する。アイアイエー島で一行を待ち受けていたのは、貫禄のある女主人キルケーと美しい少女たちとおいしい食事。そして無数の豚だった――。政略結婚の道具に使われようとしていることを知った彼女は、ピュロスから逃げるために、テーレマコスの旅についていくことにする。 ピュロスを去ったふたりの最初の目的地は、オデュッセウスが最後に訪問したという風の神アイオロスの神殿だった。 アイオロスから西風の精霊ゼフィロスを授けられたテーレマコスとポリカステは、オデュッセウス一行が消えたという海域に向かう――。
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あらすじ

キュクロプス(一つ目の巨人)の少年ウーティス(「誰でもない」の意)を仲間に加えたテーレマコスとポリカステとゼフィロスの一行が次に向かったのは、魔女キルケーが住むというアイアイエー島だった。キュクロプス島でウーティスの父ポリュペーモスの目をつぶしたあと、オデュッセウスが訪れたのがその島なのだという。途中、彼らは恐ろしい歌声で旅人を催眠術にかけるセイレーンたちに襲われるが、テーレマコスの活躍でどうにか切り抜けることに成功する。アイアイエー島で一行を待ち受けていたのは、貫禄のある女主人キルケーと美しい少女たちとおいしい食事。そして無数の豚だった――。政略結婚の道具に使われようとしていることを知った彼女は、ピュロスから逃げるために、テーレマコスの旅についていくことにする。 ピュロスを去ったふたりの最初の目的地は、オデュッセウスが最後に訪問したという風の神アイオロスの神殿だった。 アイオロスから西風の精霊ゼフィロスを授けられたテーレマコスとポリカステは、オデュッセウス一行が消えたという海域に向かう――。

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