名作になりそうだったのに
虐げられ系を、真っ向から真面目に描いているのがいい。
親から否定され続けた子供はそう簡単には解放されない。
マリーのイジケた心情と、明るく聡明なギャップもいい。
しかし、所々プロットに無理があったり、詰め込み過ぎでメリハリがなかったりで、マリーの心情のシーンが分かりにくい。モノローグ頼りでごちゃごちゃしていているのも理解と感動を阻害している。
ガラスの靴を出すなら、事前にガラスの靴を「印象深く」示したエピソード、もしくはシーンが必要だった。急に出てきてモノローグでガラスの靴云々言われても、伝わらない。感動にはつながらない。
ガラスの靴が二度脱げていたりするのも興ざめする。
名作になる要素、活用できる小道具(キーワード)が色々あったのに、うまく活用できずにグダグダになった観がする。
こっちもグダグダ書いちゃったけど、好きなだけに残念なんです。ごめんなさい。