あらすじ「小夜が死んだのは 私のせいかもしれないって…ずっと思ってた」デートと称して、海水浴場へ遊びに出かけた桃と佳一郎。いたるところに転がる大切な人との思い出を噛みしめながら、長らく胸の内に秘めていた想いの丈を激しくぶつけあう。夏の終わりが迫る中、二人がたどり着いた“小夜がいるはずだった夏”探しの終着点とは。そして、小夜が死の間際に見た景色とは――?桃と佳一郎が成長したその後を描く、番外編も収録。“姉”を失った少年と“親友”を求めた少女のひと夏の成長をつづった、刹那で永遠のグラフィティ、堂々完結。