勿体ない
前世の罪にどう向き合えばいいかというテーマは良かったし、カイドの治世が自分に罪を突きつけるというのも良かった。
しかし、それ以外が良ろしくない。セリフ、モノローグは叙情的でドラマチックだが、それを言うだけの前振りが不十分な事が多い。言葉が空虚なのでその後の展開で矛盾を引き起こしたりもする。
2度目の別れをきちんとした形で果たし、納得したはずだったが、訃報に心が揺らぎ、生きている姿を見てやっぱり好き、離れたくない!・・一番エモいシーンになるはずだが、これらがきちんと描かれず、ウィルとのケンカの方が多分ページ数が多いので、急展開に感じる。いらん所を熱心に描き、肝心な所を流しで描く作画担当の構成力のなさ。
3話目の転生前逢い引きのシーン、秘密のはずなのに、背景に窓が一杯の屋敷が描かれている。こんな所でキスするなんて、丸見えじゃないっすか。状況的におかしい背景。こういうので、作画担当が物語を考えずにただ、絵を描いて、当てはめているだけなのが分かる。
ネタはいいのに勿体ない。
厳しくて申し訳ないのだけど、構成力のある人、漫画力のある人に書き直して貰いたいぐらい、惜しい作品でした。