「泣き喚く君を抱いたら、腹上死するかもしれないな」
天涯孤独のあさかは、村の人から疎まれながらも慎ましく暮らしていた。
ある日食料確保のため森へ入ると、彼女は喋る白いカラスと出逢う。するとそのカラスは美しい青年に姿を変えた。
触れ合いに飢えていたあさかは彼に心をひらき、ともに過ごす時間を大事に想うようになるのだが…。どこか捉えどころのない彼は、突然あさかを試すような言葉を囁き口づけをしてきて――。
それは、蝕む毒のような甘い執着。
※この作品は「ラブコフレvol.27 jewelry」に収録されています。重複購入にご注意ください。