全巻(1-3巻 完結)

水は海に向かって流れる

4.9
14
「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。少年が家族の元を離れて初めて知る、家族の「罪」。自分もその被害者なのかもしれないが、加害者でもあるような気がする。割り切れないモヤモヤした思いを抱きながら、少年は少しずつ家族を知り、大人の階段を上っていく。前作から4年の沈黙を破った田島列島が、ユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、家族の元を離れて始まる、家族の物語。家族の元を離れて始まる、家族の物語。高1春、曲者揃いの住人たちと男女5人の共同生活を始めた直達。彼が淡い想いを寄せる25歳OLの榊さんとの間には、思いも寄らぬ因縁が……。「別冊マガジン」連載時より作家、著名人、漫画読みから絶賛の声が続々!宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第3位、マンガ大賞2015第2位など各漫画賞を総ナメにした名作『子供はわかってあげない』の田島列島、待望の最新作!
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水は海に向かって流れるの作品情報

あらすじ

「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。少年が家族の元を離れて初めて知る、家族の「罪」。自分もその被害者なのかもしれないが、加害者でもあるような気がする。割り切れないモヤモヤした思いを抱きながら、少年は少しずつ家族を知り、大人の階段を上っていく。前作から4年の沈黙を破った田島列島が、ユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、家族の元を離れて始まる、家族の物語。家族の元を離れて始まる、家族の物語。高1春、曲者揃いの住人たちと男女5人の共同生活を始めた直達。彼が淡い想いを寄せる25歳OLの榊さんとの間には、思いも寄らぬ因縁が……。「別冊マガジン」連載時より作家、著名人、漫画読みから絶賛の声が続々!宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第3位、マンガ大賞2015第2位など各漫画賞を総ナメにした名作『子供はわかってあげない』の田島列島、待望の最新作!

水は海に向かって流れるのレビュー

  • avatar
    ルル
    5.0

    マンガなのに小説読んでる気になる

    前作同様セリフのチョイスがいちいち好きです
    2024/02/19
  • avatar
    オリーブさん
    5.0

    普通の話だな、と思った

    どこかのコミュニティでこの話を凄く良いよって推す人がいくらかいて読んでみた。
    凄く…いい…?話…とは…?
    しっくり来る話だなと思った。
    誰もが双方向に叫び合い物語展開して行くわけではないがお話ではそっちに行きがちだよね
    漫画の表現と物語展開の多様さだな…と。
    元気だしても出さなくても、怒りの対象を打破しようが放って置こうが生きてれば人生の時間は進んでいってしまう
    2023/11/29
  • avatar
    dosanko
    5.0

    読後感がやばい

    全3巻 あっという間に読み終わってしまいます。すこし短いようですが読後感は最高です。こんな青春を送ってみたかったような、さすがに怖いような。この物語の登場人物全員と作者さんに幸せを!
    2023/06/03
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    リンゴさん
    3.0
    私はこの作品読むのしんどかったから、この評価です。
    2023/06/03
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    あみ@放浪中
    5.0

    これがリアルかも

    重々しいテーマだけど
    登場人物其々が少々のモヤモヤを抱えながらも比較的淡々(何故か天然が多数w)と生きていて
    妙なリアルさと切なさとの優しい日常がとても面白くて読み応えがあった
    非現実的で過剰演出なドロドロの面白さと対極にある
    「いや、実際こんなもんじゃない?」的リアルそうな面白さ

    恨み怒り続ける気力体力のない私にはストンときた
    2023/01/30