｢水は海に向かって流れる｣のレビュー・感想

前作同様セリフのチョイスがいちいち好きです

どこかのコミュニティでこの話を凄く良いよって推す人がいくらかいて読んでみた。
凄く…いい…？話…とは…？
しっくり来る話だなと思った。
誰もが双方向に叫び合い物語展開して行くわけではないがお話ではそっちに行きがちだよね
漫画の表現と物語展開の多様さだな…と。
元気だしても出さなくても、怒りの対象を打破しようが放って置こうが生きてれば人生の時間は進んでいってしまう

全3巻　あっという間に読み終わってしまいます。すこし短いようですが読後感は最高です。こんな青春を送ってみたかったような、さすがに怖いような。この物語の登場人物全員と作者さんに幸せを！

私はこの作品読むのしんどかったから、この評価です。

重々しいテーマだけど
登場人物其々が少々のモヤモヤを抱えながらも比較的淡々(何故か天然が多数w)と生きていて
妙なリアルさと切なさとの優しい日常がとても面白くて読み応えがあった
非現実的で過剰演出なドロドロの面白さと対極にある
「いや、実際こんなもんじゃない？」的リアルそうな面白さ

恨み怒り続ける気力体力のない私にはストンときた

わたしの母親も出て行ったので
読んでいて泣きながら
救われた気持ちがしました

この重い？テーマをなんと重さ無く描くことか。
これは好きです。面白かった。