あらすじ『ちかいの魔球』誕生秘話を収録! 高校生にして貸本漫画家としてデビューしたてつや少年。 紆余曲折がありながらも順調な漫画家人生を歩み始めたように見えたてつやだが、寝不足と体調不良から背中を這う「赤い虫」の幻影に悩まされるように。 一方、マンガ界では週刊少年マンガ誌が創刊、大変革の波はてつやの漫画家人生をもまた大きく変えていく。 少年から青年へ。 千葉徹彌が「ちばてつや」となるその軌跡と現在の自身が交錯する、自伝的フルカラーコミック。
リンゴさん通報5.0五臓六腑にしみ渡る作品!数々の名作を生み出した、ちばてつや先生のエッセイコミックです。ちば先生が引き揚げ者だと言う事は知っていましたが、本当によく無事に帰国出来たなぁと思いました。先生にとっては8月15日からが戦争だったんですね。かなり辛い話が沢山出てきますが、先生の優しいタッチのイラストで緩和されます。そして青春時代の思い出や、現在に至るまでのお話を、本当に『ひねもすのたり』と描いているので、なんとなくこっちも『のたりのたり』な気分で読めます(笑)オールカラーで豪華!!辛い話も懐かしい思い出もドタバタ話も、全てが五臓六腑にしみ渡る感じです!2021/05/05いいね