｢舞妓さんちのまかないさん｣のレビュー・感想

毎日の献立のヒントになるかも？と読み始めたのですが、テンポが良く絵が活き活きとしていて脳内で動いてるかのように再生されます。舞子の夢が破れてまかないさんになる16才の主人公がとても良い子で読んでいてほのぼのした気持ちになりました。

じんわり暖かい気持ちになれる素敵な漫画です。全く縁のなかった舞妓さんの世界や知識も知られて良かった。

舞妓、花街、という一般人では垣間見ることもできない世界のお話が、美しい部分だけでも見ることができて10～12巻位までは面白く読めました。
毎日のご飯に絡めた話や、すみれちゃんとキヨちやんの友情の話とか、ぐっとくるところも沢山あるのですが、途中からすみれちゃんの恋愛が絡まってきて、おそらく人によっては一気に萎えます。
お年頃の少年少女が主人公ですし、掲載誌が少年誌なので仕方ないかな、とは思いますがもうちょっとなんとかならなかったかなぁ……と少し残念です。

ストーリーはなんていうことない日常のやり取りだったりしますが、しみじみと清々しく感じます。京都、青森という舞台もしっくりきますね。出てくる人がみんな、僻んだり、虚勢を張ったりしないで、自分のことも相手のことも大事にしているのがいいです。自分も丁寧に暮らそうって思える、大事に残していきたい作品です。

普段見られない華やかな舞妓さんの世界を垣間見れて面白かったです。

主人公がどうして周りから愛されるのかわからない。魅力が感じられない。舞妓の才能がないって失格なるも何も、本人にやる気も真面目さもなく、努力をしないだけだと思うのだが…。なぜ才能がない、失格なのか、そのへんの理由をちゃんとお母さんの口からでも読者に伝えてくれないと、読者からすればキヨはただの不真面目な人。いつになったら失格の理由が明かされるのか待ったが一向に明かされない。もういいや。そして東北出身の私からすれば、青森でも京都でもいくら若くても真冬にあんな短いズボンははきません。湯たんぽどーのこーのよりも長ズボンをはきなさい。

これぞ漫画の役割という気がする
穏やかで優しい人々が穏やかで優しい日常を少々特殊な花街でもさほど変わらず営んでいる様子がとてもあたたかく描かれている
現実は云々とかヤボなことは言わずにキヨちゃんの作る普通の食事のように普通に読めばいいんじゃないかな
ドロドロした部分だの内幕だの裏話だのは他の作品で読めばいいよw

舞妓さんとしては失格とされた女の子が主人公。まかないの役目をしながらの舞妓さんたちの日常。

アニメ化されていたけど、原作の方が好き。料理漫画ではあるんだけど、料理はあくまで小道具で人間ドラマに重きを置いている気がする。アニメ版は短い時間枠だったのか、料理メインで人間ドラマが抑え気味だったように思えるので、是非こちらをおすすめしたい。

ですが、ひとつだけ言いたい！
青森でも京都でも真冬に上はセーターなのに下がショーパンは有り得ない！
湯たんぽを太ももに置くよりも普通にジーンズでも履きなさい！
ミニミニのスカートで太もも真っ赤にしもやけになっているjkを実際に見たことあるよ！

おいしそうな料理ときよちゃんの空気感がいいです。

ほんわかした雰囲気でご飯もののお話ではあるがそれだけでなく、料理を通して舞妓さんの日常のお話も絡められていて読んでしまう作品。

ただ気になったのがまかないさんになるまでの経緯。
青森から友達と二人舞妓になる為にやって来た訳だが、一生懸命な友達に対し真剣さが感じられない主人公。
作中で屋形のおかあさんが舞妓としての才能がないと言っているが、それ以前の努力不足に感じる。
現実の舞妓志望の子はそれこそ中学卒業したばかりで親元を離れ舞妓、そしていずれ芸妓になる為に一生懸命努力してそれでも芽が出ないこともある、華やかな世界とは裏腹に並大抵の覚悟では務まらない厳しい世界。

まかないさんのお話なのでまかないさんにならなければお話が進まない為本筋とは関係の薄い部分に何ページも割けないのは分かるが、舞妓志望としてやって来たというストーリーにしている以上キヨも本気で舞妓になる為に努力していたという描き方の方が良かったんじゃないかなと感じる。
その方が色々制約のある舞妓側の気持ちに寄り添えて料理を工夫したりお話に深みが出るし、すーちゃんがお店出しが決まったことを真っ先にキヨに報告した時にハッとした描写があり、すーちゃんは自分と同様に舞妓を目指していたが辞めさせられたキヨに自分だけ舞妓になれるのを嬉々として報告してしまったことに罪悪感を感じてしまうが、そんな境遇の差を悔恨や羨望といった気持ち諸々全部抱えた上でそれでも親友を祝福するという方がキヨの懐の深さが際立つと思う。

もう20巻
安定してます
ブレない面白さ
カツの甘辛懐かしい
我が家は貧乏でカツの代わりにコロッケの甘辛がよくお弁当に入ってました
ミカンカンよく食べた
昔は水羊羹なんて贅沢だったけどミカンカンもご馳走だった
次も楽しみに待ちます

舞妓さんの世界と、まかないさんが知れて面白いです。恋愛もどうなっていくのか楽しみ。結果まで描かれない気もするけど、どうなるか知りたいです。

よく行く、通るところが出てきてなんだか嬉しい。とてもほっこりできて安心して読めるなぁ。

新刊楽しみにしてました！

最新刊待ってました！
嬉しすぎて読んだらあっという間
読み終わってしまったのが、もったいない。
また次刊楽しみにしてます。

毎回すーちゃんにほっこりしてしまう！料理も美味しそうで、作ってみたくなります(^ ^)

青森出身の身にはひっつみ汁、懐かしいなぁ。ほんと生地の薄いところと厚いところがあるのがもちもちしていて良いんです。食べたいなぁ。

当初からレビューが高く、以前1巻だけを見たときは正直そんなにいいかなあ？(私的には☆3くらい)って感じでしたが(笑)巻を追うごとにほんわか度が増します。その場所での何気ない日常が丁寧に描かれていて、続きを見たい感じになりました。キヨちゃんとすーちゃんの関係のよさややり取りもいい。それにしてもキヨちゃん(※まかないさん)、すごいなー！