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「特装版「親なるもの 断崖」」のレビュー・感想

特装版「親なるもの 断崖」
全4巻|完結
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公式レビュー

ワーカホリックで婚期迷走中NIKO
42歳読書のお時間ですスタッフ
昭和恐慌の時代に実在した「娘身売相談所」に売られた、年端も行かない少女たちが室蘭の遊郭に売られていくお話です。
器量の良し悪しで、遊女、芸妓、下女と行く末を振り分けられ、各々吐き気を催すレベルの凄惨な日々を過ごします。
これまで、私たちが見てきたどこか妖艶で煌びやかに思えた遊郭の実態って、ホントはこうだったのかもと思うと、衝撃が拭えません。
この時代に生まれてホントによかった…と心から思う作品です。
早稲田大学漫画研究会
スペシャリスト
戦争が近づく中、北海道室蘭の遊郭で生きる女性達の物語、そして、戦争に疑問を持ちながら、巻き込まれていく少女の物語です。
彼女たちは差別や、貧困の中での出産など、様々な困難に立ち向かわねばならなくなります。しかし、強い意志と希望と共に、女性であることに自信を持って生きていく彼女たちの姿は、読者に大きな勇気を与えてくれます。
高カロリーグルメライター安奈
41歳読書のお時間ですスタッフ
自分の意志に反して、身体を売らされ、そうしないと生きていけなかった女性たちが、日本にもその昔いたらしい。
本作では、遊郭に身売りされた女性たちの生きざまが描かれているねんけど、ギリギリの精神状態でもがき苦しみながら、地獄の中で希望を見つけようとする姿が痛々しく、思わず涙してしまいます。悲惨な描写がこれでもかと続くので、心してご覧ください。
こじらせ恋愛難民Ryoko
39歳読書のお時間ですスタッフ
貧しい村に生まれ、売られていく女たちの生きざまを描いています。
商品として扱われる彼女たちは、美しいか否かで、その値段も待遇も違ってきます。決して美しいといえない女が、過酷な環境で踏ん張る姿や、
美しさのせいで売れっ子になったがゆえに味合わなければならない辛さに耐える姿など、涙なしでは読めない女の人生が描かれています。

みんなのレビュー

ゆゆママン
3.0
江戸時代とかの人って「そのアイディアを」「プロデュースするのだ」とか言うカタカナ語使ってたのか??違和感。。
2019/10/03
1
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シリーズ情報

全4巻|完結