シリーズのレビュー

「一人交換日記」のレビュー・感想

一人交換日記
全2巻|完結
作者:
2.8
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公式レビュー

雑食すぎる書店員えんまゆ
40歳読書のお時間ですスタッフ
「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」で話題を呼んだ作者の新作は、その名の通り未来の自分へ宛てた自分の日記。
その内容は、前作同様に衝撃の日々でした。
作品への理解をしてくれない両親との確執、鬱を抱えた生活…心機一転一人暮らしを目論むも、襲ってくる恐怖心とパニック。
30過ぎた大人がなぜ当たり前の生活を送ることができないのかと悩む姿に、胸が締め付けられます。
苦しみつつも、少しずつ環境を自分で変えていくカビ先生に幸あれ!
絶賛育児中、元エロ本雑誌編集者・SANA
37歳読書のお時間ですスタッフ
カビ先生の前作『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』もそうでしたが、主人公の心情表現がこちらの心臓が痛くなるくらい激しいです。特に苦しくなったり傷つく感情がものすごく伝わります。
色々な負の感情が盛り込まれているので、誰しも自分の中にあるものと共鳴する部分があると思います。だけど、その一つ一つに「ハッ」と気がつき分析して直そう(治そう)と努力している先生の姿に、励まされる人も多いのではないでしょうか。

みんなのレビュー

r-28-cosmos
3.0
なんていうかすごい共感はするんですが、自分も作者と同じように作者に嫉妬します…!
私や作者と同じようなメンタルの人はこの本に共感できるけど共感できないんじゃないかな(?!
作者が仕送りで一人暮らしする人に嫉妬するように、レズ風俗に行ける時間と自由とお金と帰る実家があるなんてずるい!ってなります。
2021/05/29
モモさん
3.0
どんな環境に身を置きにいくかで心は色々と変化しますね。
孤独疎外感に打ちしひがれて精神が生死をさ迷い、
起き上がろうと立とうとした時、真っ直ぐ立つために足りない自己肯定感の穴を補うよう愛や承認欲求等の心の支えを求めたり…
家族とのかかわり合いの距離。葛藤。

漫画家でもないし、
LGBTでもないし、
実家は帰りたくもない場所(親への愛情はある)、
子供無し夫と二人暮らしですが
過去現在落ちてぐるぐるして全く周りが見えていない自分と重なり
とても共感しました。
というか号泣しました…


同じ辺りまで落ちた事のある人でないと共感出来なくて
ただ暗いネガティブ話に捉えられるかもしれませんね。

輪廻転生この世も地獄の一つ。
自業自得、自分の業で得を得れるか得れないか。
幸せの大きさはそれぞれ。
逆にお釈迦様の域に到達してしまうと‘幸せ’はないのかもしれません。

落ちた分、しっかり上がって行けますように…!
2020/02/11
オリーブさん
1.0
前の作品と違って
むりやり描かされてて
バタバタしている感じ。
テンション無駄に高くて
読んでて共感できないし
なんか、著者さんに対してではなく
商業的に飲み込まれてて哀れな感じ。
2020/02/05
モモさん
5.0

しんどさが笑いに変えてあって読みやすい

私は面白いと思いました。作者と同じ様な苦しみ(親子関係や精神疾患なども)を味わった人なら、少なからず共感できると思います。この方の作品、もっと読んでみたいなと感じました。
2018/09/10
しましまぐるぐる
1.0
作者の自己愛が強すぎて、読んでいて嫌悪感しかなかった。
自分のことを親に認められたいのだろうが、なかなか難しそうな状況で、「ありのままの私を認めて」っていう感じで、いやいや…無理やろ…ってゾゾゾ…と引いてしまった。
思い切りのタイミングで引っ越したものの、新生活準備が間に合わず、引き続き実家暮らしなのを「嫌だ嫌だ」っていうところも、「持てる分しか持たないのが責任を果たすっていうこと」みたいなところも、大人とは思えず、何か知的障害でもあるのかと思ったほど。(知的障害の方に失礼ですね)
この人にエッセイ漫画を描く場を与えた担当者もちょっと頭大丈夫?って感じ。
2018/09/10
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全2巻|完結