｢斉木楠雄のΨ難｣のレビュー・感想

主人公が1話目にして既に最強であることが証明されているが、それでも悩みは山盛り。なぜか周りにいるのは、中二病だったり自意識過剰だったり面倒くさいメンツばかり。
強烈なキャラに挟まれて日々しょーもない!?ことに巻き込まれる主人公の心の叫びをぜひ聞いてあげてください。

人知れず中二病を患っている、憧れている・・・そんな人におすすめ。
産まれた時から超能力を使える少年と、ちょっとズレた両親、色々拗らせたクラスメイト等バラエティ豊かなキャラクターと共に描いています。
少年の日々の苦難から
・「なんでもできるは不幸せ」
・「バカは最強」
など、哲学的（？）な側面を垣間見ることができる作品です。あと重度の中二病の症状も。

ウケる！ シュール系の笑いが好きな人には自信をもっておススメできる一作です。
主人公斉木は、生まれながらの超能力者。すべてを持ち合わせて生まれた男は、幸せではなく不幸だった？ ありあまる能力を、しょうもないことに使い続ける斉木の姿を見ていると、あれ？ もしかして超能力って必要ないのかも？ と思えてくるから不思議です。
自分の平凡さに感謝したくなります。