著者の得意な無条件愛され主人公とその周りのお話
話の主役である小松店長の話と、その同級生4人のそれぞれのお話が同時進行していきますが、主に小松店長の歳下イケメンからのアプローチがどうなるのか気になって、6巻まで読み進めました。
が、よくよく冷静になって思うと、正直、若くて料理の腕も顔も良い明らかにモテモテ人気イケメンシェフが40女と自虐して卑屈になる主役のどの辺でそこまで好きになったのかが少し疑問に思いました。そういう描写あったかな?と改めてちゃんと読み返してみても、男の方も、最初から一貫して身体の関係を迫ったり、内面はクソ面倒くさいとはっきり言ってるので、内面ではなく、見た目つまり身体が(性的)好みだった、というか身体目的以外の描写が見当たらなかった。。(珈琲の腕が良いのは認めてるみたいだけど、それの描写も弱いのでそれが決定打では無さそうに思える)
まぁそれもそれでありかとは思いますが、10歳以上の歳の差で、初対面からの描写がそれしかないのに、そこまでぞっこんで惹かれるって結構非現実的だなと思ってしまった。。多分、主役の内面描写は結構あったけど、相手側の男の内面描写を一切してないからだと思いますが(意図的?)、それだけ年の差あるなら、身体的な魅力以外にも内面でも好きになられるような主役の人物描写が個人的には欲しかったな。。。。
なぜなら、この話は端から一貫して40歳という年齢のことをすごく言ってるので、その割には、結局惹かれたのは内面じゃなくて身体かよ!とつっこまざるを得なかった。。
著者はイケメン男性から無条件で強引にアプローチされる漫画が得意なようなので、まぁこれも他の作品と同じく理想を詰め込んだ作品なんだなと思いました。