シリーズのレビュー

「春の呪い」のレビュー・感想

春の呪い
既刊2巻
4.8
(24件)
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公式レビュー

都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員
40歳読書のお時間ですスタッフ
死んだ妹のSNSを見つけた。
大好きだった妹は普通の女の子で姉にめっちゃ嫉妬していた。どうです、このインパクト。また毒親の存在も見逃せない。死んでしまった妹の元カレと付き合う姉の話なのでわたしの中では「ありそうでなかった設定」です。
妹の名前が春、姉が夏美。彼が冬吾。春夏冬の背徳感抱えての重苦しい幸せについて、みんなと小一時間語り合いたいです。
雑食すぎる書店員えんまゆ
40歳読書のお時間ですスタッフ
まるで文学を読んでるかかのようなテンポと世界観。
重く苦しい展開が続きますが、読んだ後はじんわり胸が熱くなりました。
最愛の妹を亡くした姉と、妹の婚約者が交際を始める…。
それだけで複雑な状況なのですが、付き合う事を強制されたかわいそうな2人のストーリーなのかと思いきや、読んでいくうちに驚きの事実が発覚していくのです。
絶望を共有し合う2人の葛藤が読者を引き込んで行き、この先に何があるのか救いはあるのか。
気づけばラストまで一気に読んでしまうはず。
マンガでリア充を疑似体験するママライター
42歳読書のお時間ですスタッフ
19歳で亡くなった妹の春。姉の夏美は春の死後、妹の婚約者の冬吾と付き合い始める。親の決めた許嫁ではあるものの、冬吾に強く惹かれていた春は夏美にあるお願いをする。
春の前では明るい姉を演じ続け、死んでからも春への想いにとらわれ続ける夏美。冬吾との交際を通じて自分自身に呪いをかけ、苦しみ続ける夏美が救われることはあるのか? 作者デビュー前からインターネット上で話題になっていたことも納得できる作品です。
マンガを訪ねて三万冊、読んだ書店員・平手
34歳読書のお時間ですスタッフ
2017年、ストーリー構成の高さで話題になった作品はコレ!
最愛の妹が死に際に呼んだ人は妹の婚約者だった。そんな複雑な心境を胸に抱えながら、妹の思い出を巡るため、妹の婚約者との奇妙な関係がはじまる。暗い展開に傾くかと思いきや、ユーモア溢れるシーンも!なにより表情一つで伝わってくる心理描写は注目です!
早稲田大学漫画研究会
スペシャリスト
「主人公の夏子には最愛の妹がいてその妹には婚約者がいた。しかし、病によってこの世を去ってしまった後、その婚約者と付き合うことになる。夏子は罪悪感に苛まれ、狂いそうになるが…」
夏子はこの世の中で最も愛していた妹が亡くなり、ショックを受け、しかも今その妹が愛した婚約者と付き合ったことにも苦しんでいる。しかし、恋人は元婚約者の妹よりも……という三角関係と、心の描きかたが大変面白いので是非その目で見てほしい。

みんなのレビュー

オリーブさん
2.0
家族事情や性格の他に妹を溺愛している特別な理由が見当たらないから話の核の設定に引っ掛かる
それは後から出てくるのかもしれないけどそこまで読み続けたいとは思わなかった
どんより暗重いのは好きだけどそれも中途半端
2022/04/08
Sango
5.0

面白い!

とても良く話が練られていて、3人の心理描写もとても良かったです。無表情そうですごく表情豊かなこの作者さんの絵が好き。
2022/04/07
リンゴさん
5.0
重たい内容だけど凄く良いです!
2020/01/03
ブドウさん
5.0

胸にグッとくる

感動しました!
2017/01/08
1
1 / 1

シリーズ情報

既刊2巻