でもきっと逃げない。
個人的に、自転車がすごく効いてる。堪らない。
青春の向う見ずな感じと、他者と交わることで知らされる現実に
「普通」とは違うことや
進むことができない「名前のない関係」を実感してゆく姿が
いじらしいし、切ない。
読む者にもすんごく考えを求めているような気さえします。
細かな感想をここに、まずっ
注目すべきは64ページ!!
もーページ捲った途端
ぬををーーっ
ってひとまず、手で口を覆いました。
あれは
あれはない。
ちょっともうなんだもう大好きか!!!!
分かっていたけれど、感じていたけれど
あんなことされたらさ、堕ちるよね。堕ちない人いたらちょっと喧嘩したい気分(なにごと)。
それからもう涙なしでは読めない
特筆すべきは
「218ページ」
あんなにいろんなことを感じたシーンはマンガ読んでてもそう簡単には出会えない気がしました。
二人の、これまでの思い出の悔しさや切なさ
再び出会って過ごした時間の楽しかった時間
再燃する恋心、そしてそのバランスの悪さ
手に入れれば不安になる「名前のない関係」
「なあ、好きだよ」
思っていても言ってしまえばそれだけで
でもその気持ちが一番大切なんだろうな
きっと名前があったって人はいつだって不安定なんだよ
だって、きっとそれが好きになるってことだと思うもの。
そしてこの巻で忘れてはならないのはこの人!!
ふみちゃん!!!!
「私はきっと、これからも別の人を好きになれるよ。でも」
そのあとに続くセリフ
すみません、本気で涙出ました。
ふみちゃん、君はすごい人だ。
物語は、終始羽瀬くんの、ほんとに羽瀬くんの直くんに対する想いが
物語の其処彼処に溢れていて
なんかもう、読んでて切なかった。
君は一番大切な人をちゃんと手に入れるんだ
何がどうあろうとそれだけに必死になって生きてゆくんだ。
なんだか応援しながら読んでいる瞬間もあった。
そしてそんな君を、直くんは全身全霊で受け止めてゆくんだと思う。
きっと、誰も盗らないよ
直くんは誰にも、盗られようとはしないよ。
身体だけではない何かに
安心できるようになれたら
それが愛ってことかもね、なんて
1巻を読んでて思いました。とさ。