｢ういらぶ。ー初々しい恋のおはなしー｣のレビュー・感想

周囲から見ると“同じマンションに住む美男美女の幼馴染4人”、なのに主人公の優羽は自分を「ゴミくず」と思って生きている。それは幼馴染の1人である凛が優羽を好きすぎるあまり、その歪んだ愛情表現からひたすらに人格を否定し、洗脳し続けた結果…というなんともドンマイな人物設定。
なのに、凛の歪んではいても奥にしっかりと持っている温かさや優しい気持ちがあるせいか、ページを進める度に心が満たされていく感覚になります。
こんな初々しい恋愛、もう1度したい!!!

これぞ！幼なじみ溺愛LOVE！
「近すぎて気づけない恋」とは違い、好きすぎて仕方がないふたりの恋を中心に描かれています。優羽のことがあまりにも好きすぎてイジメてしまう凛ですが、裏ではデレデレ。巻を増すごとに、ツンデレっぷりが想いと共に加速していきます。
凛に対して、自信のない優羽は、3巻の中で勇気を振り絞って凛と向かい合うシーンが印象的！
他にも文化祭でのイチャイチャなど、ドキドキキュンキュンするシチュエーションが盛りだくさんで赤面級です♪ぜひ、ふたりの恋に酔いしれてくださいっ！

全員美男美女というウワサの幼なじみ4人組ですが、実情は自分にまったく自信のない優羽と、その優羽を好きすぎるあまりこじらせてしまった凛のビュッワビュワの恋愛模様を見守る暦と蛍太という図式のラブストーリーです！
実写版では個人的に優羽と暦が逆じゃ？って思っていたり、文乃助さん（ぶんちょう）出てくるのかな？とか、暦の恋愛のエピソードは入る？とか、どう映像化されるのかとっても気になる!!公開が楽しみです。