｢きのう何食べた？｣のレビュー・感想

年を重ねたカップルの日常が、料理を通して描かれています。
読んで、温かい気持ちになれました。
ドラマもお薦めです。

とにかく読んでてホッコリするし､料理や倹約家のシロさんのワザは勉強にもなる。こんな同棲したいし､こんな関係の恋人が欲しいと思わせる作品

主人公カップルがだんだんと歳をとってくるにつれての色々な問題などがリアリティありすぎる。
レシピはとても美味しそうで何品から実際に作った。美味しい。

何とも曖昧な定義になるけどこれをこそ「普通」と呼びたい
少々、変わったことは起きるし周囲の人々も割りとキャラ立ちしてるけどやっぱり普通
毎日仕事へ行って帰って夕食を作り同棲相手と何気ない会話を交わしながら食事して、休みの日には大物の洗濯をしたり買い出ししたり…やっぱり普通
でも、何も起こらない普通の毎日という淡々とした日常の何が面白いのか上手く説明出来ないけどとても面白い！

これは普通のフウフのいろいろな出来事や毎日の美味しいそうなごはん(しかも安い旬のものを使ったりしていてスゴい)を描くマンガということだと思う。でも同性パートナーだからこそ気遣い合う感じとかもホント素敵だ！見習いたい！
本当に面白いお話。

シロさんとケンジカップルの日常が食事と共に描かれています。連載開始当初と現在とでは多少の改善が見られるのかもしれませんが、ゲイであるがゆえの職場での苦労などにもさりげなく触れられており、まだまだ社会での理解が足りないことを認識させられます。

ゲイカップルの日常ってこんな感じなのか。というのが分かった。
普通の男女のカップルと変わらないじゃないか。と思った。
こんなふうに美味しい物食べて暮らせるなんて幸せだ。

最初、TVドラマで拝見して面白くて一気観しました！
どうしても続きがしりたくて、コミックも拝読しました。だから購入は7巻？くらいから
実写と二次元の登場人物たちがイメージ通りで驚かされましたが　笑

数年前に観た映画　shape of water もそうなんですが
幸せにも愛にも決まったカタチってないんですね。
しろさんとけんじをみていてそうおもいました。
LGBTQ +だからとか、社会的マイノリティーだからとか、親がとか、周囲がとか
何でも、言い訳にして都合よく生きていけるけど
日常を大切にして、長い時間を楽しく過ごせて、
相手を慮って、社会とのバランスもとりながら

ドラマチックな展開はないけれど、
日常を重ねるのが
幸せなんだな、愛なんだなと
改めて気づかせてくれました。

主人公 シロさんが高収入で稼ぎながらも主婦で生活費の中から美味しものを作ろうとやりくりしている姿に情が入りおもわず、ふむふむ…と思いながら晩ごはんの献立の参考にすることも。美食家ではなく、スーパーのお買い得品でちゃちゃっとつくってしまうとこなんか、見入ってしまいます。美味しいものを食べるのに、間柄なんて二の次(問題ないよ)と思わせてくれる微笑ましい作品です。

ドラマになる時はどうなることかと思いましたが　マンガもドラマも良いですよ！
そしてご飯つくる参考にもなるし

美味しそうな料理の説明がわかりやすくて簡単に作れそうな気がします。二人の距離感も無理がなくていい感じ。

あー、一応、LGBTQのQらしい者です。
ゲイの方のご意見を聞きたいかな。

料理漫画なのか、ゲイ漫画なのか、どっちなんだ。


まあ、こういうふうに、周囲に反応してもらえるだけ、主人公達の周りの人の情を感じます。
アセクシャルでXジェンダーなんです！ってカミングアウトしても、私、黙殺されてるもん…。気の迷いみたいに扱われるし、私の前でも平気でLGBT差別するもん、みんな…。
アセクシャルはLGBTの中でも「信じられない」とか言われるからね。
この歳までこうでも信じてもらえない。


同棲するほどの恋か、羨ましす。



しかし、本当に料理とゲイの問題、どっちが主題なんだ。
別に女の恋人でもいいんじゃないかと。
その場合、女が主人公で、バリキャリおばさん（美女）だといいかな？

ほのぼのしたゲイの2人の物語ですが、倹約家の弁護士シロさんの献立も参考になります。
連載当初から読んでいますが、登場人物の年数経過もきちんと書かれており親しみを感じる漫画です。これからも末永く連載して欲しいです。

ストーリー全体も、ほんわかしたゲイカップルの日常として楽しめるし、レシピも１品ではなく、バランスの取れた献立全体を載せてくれているので、大変参考になります。
食材の使い切りを描いた回は、「やっぱ弁護士は頭いいな」とフィクションなのに納得してしまいました。

レシピの詳しさが素晴らしい❗️ついつい夕食に作りたくなるんだけどゲイカップルの日常生活がカラリと描かれていて楽しい。実際のBLってこうなのではないかな☺️

次の巻が気になりすぎる！

シロさんの実家からの帰り道はうるっときました。
料理は相変わらず美味しそうで、作ってみたくなります。ドラマでの再現レベルが高いので、ドラマをご覧になられた方はコミックスもぜひ読んでみてほしいです。

ゲイカップルへの勝手なイメージが覆りました。この作品を読む限りはですが、男女のカップルと何ら変わりないんだなと。複雑な話も料理シーンが多いので中和されて読みやすいです。

摂生や節約をしていたり、ジャムを手作りしたり、丁寧な暮らしぶりと、たまに嫉妬したりするケンジの可愛さにキュンとする、心やすらぐストーリーだと思いました。
ゲイカップルの暮らしって、濃いものなんだろうなって、勝手な偏見があっただけに、実際はそういう方々もいるんだろうけど、こんなに和むものなんだなと今では癒しにさえなっています。
お互いを想い合う2人がとても愛しい作品だなと思いました。

BLだけどBLじゃないとゆうか、読み易かったです。いわゆるそうゆうシーンがないので私にはちょうど良かった。料理のレシピも簡単でさっそく試してみました!ゲイカップルならではの話も重すぎずスッと読めて私にとってはレシピ本+αとゆう感じです。