雑食すぎる書店員えんまゆ40歳読書のお時間ですスタッフ
これはまるで「笑うせえるすまん」をもっと凶悪かつ不気味にさせたような後味が悪いけどクセになる作品。
人間のもつ深層心理を巧みに突いて、自ら手を掛けずに死へ追いやる主人公。
美しいその男はサイコパスなのか。
それとも、彼に依頼をする人間や依頼される人間たちが狂っているのか。
負が負を呼ぶ、死の連鎖をあなたは直視できるだろうか…。
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
登場人物が殺人を依頼するほうも殺されるほうも全部クズという清清しいほどのサイコサスペンスです。
人間の「思い込み」の恐ろしさを醜い程に描いた作品。
主人公・宇相吹さんゾクゾクする程冷淡な色気がたまりません。そして1話完結なので読み易いもの良し。
憎しみは憎しみしか生まない。そんなメッセージを全力でカタチにするとこのマンガが生まれるような気がします。
ワーカホリックで婚期迷走中NIKO42歳読書のお時間ですスタッフ
「実は昨日の晩御飯に毒が入ってて、そろそろ毒が効いてくる頃なんだけど体調どう?」と言われたらどうしますか?言葉だけで相手を意のままに操る「不能犯」。このマンガの特徴は、登場人物全員がまぁ救われないこと。やっと幸せになれるかと思いきや思わぬところからボロが出て…の繰り返し。でも、人間関係がかなり細かく描かれていて、誰が誰を恨んでいるのか、その結果次第でこんなにも展開って変わるのかというところがとても面白いです。ただ、もし不能犯が実在したら絶対に関わりたくないですね。