｢きょうのキラ君｣のレビュー・感想

毎日インコを肩に乗せていて、クラスで変わり者と言われ友達がいない主人公と、女遊びが激しいけれど実は優しいキラ君の物語。
最初は暗くて恋愛や友情から程遠い主人公が、徐々に自分を開花させていきます。余命宣告されている不安定な精神状態のキラ君を、強く支える主人公の姿は感動モノ。すぐに泣いちゃう男子キャラたちも,可愛くて注目ですよ。

実写映画化もされて話題となったこの作品。一見よくある純情系学園ラブストーリーですが、他と違うのは、悪そうに見える男の子たちがとにかく泣き虫だという点。
主人公が恋するキラ君も友達の矢部も、女の子の前で平気で涙を流します。男らしさが感じられないと敬遠してしまうかもしれませんが、余命一年という現実を叩きつけられ、涙を流してしまうほど感情的になってしまう姿はとてもリアル。そんなリアルに描かれた、彼らの素直な姿にキュンとしてしまうこと間違いなしです。

この作品の良いところは少女マンガにありがちな友達から恋人に移り変わっていくプロセスが割と自然なところでございます。
そして男の涙が要所要所で見れるのも胸キュンポイント高しです。そしてまた女の子の名前がニノン（ニノ）ってのが超可愛い。無条件降伏してもいい。ニノがヤキモチ焼くシーンがあるんですけど、そんなニノもしっかり可愛く二度おいしい。
全世の中の女子というか、わたし見習うべしかと。