こじらせ恋愛難民Ryoko40歳読書のお時間ですスタッフ
モデルの美少女と田舎で光り輝くカリスマティックな少年の恋物語。
美男美女のおきまりの話かよっ、と思うなかれ。
表面的には美しく、穢れがないように見える二人の抱える心の闇が生々しく描かれていて、単なる綺麗な作品に終わりません。映画化もされていて、映画も原作ファンを失望させないクオリティなので、原作が気に入ったらぜひ観てみてください。
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
映画化もした「溺れるナイフ」。主人公の夏芽やコウと同じように、誰しもがあの頃、何かに溺れてたよねぇ。若いって、無敵で素敵で不器用で残酷だ。
ストーリは夏芽が小6の時、読者モデルをやめて都会から田舎に引っ越した出来事から、高校3年までの約7年間が丁寧に描かれている。大人になって出会えてよかった作品。マンガを読んでいるというより美しい詩を読んでいる感覚になれるマンガは貴重です。
「溺れるナイフ」とは、
思春期特有の自意識に溺れる、ギラギラと尖った少年少女を表すそうです。
田舎に引っ越してきた読モの夏芽と、大地主の息子のコウちゃんは正しくそんな感じ。
二人は鮮烈に惹かれ合っていたのにある事件で溝が生まれ、
自尊心のあまり互いに向き合えない間に歪んで、こじれていく。
切ないというより痛ましかったです。それくらい心がぎゅっと締めつけられる作品。
文学的で小説みたいな読み心地も魅力です。
限界マンガオタク さしすせさそ37歳スペシャリスト
映画化もされましたが、結末が違うので是非とも原作を読んでいただきたいです!都会から田舎へ引っ越して来た、美少女の夏芽は、圧倒的なカリスマ性を持つコウという少年に惹かれます。ふたりは圧倒的にルックスが美麗なので、ふたりの対話シーンは非常に見惚れます。
10代の危うさが感じられる描写に、少し胸が痛くなりますが、きっとこんな体験していたら後の人生が豊かになっただろうな〜。と感じます。
大人になった今、初々しくもハラハラする激情溢れる恋に触れてみませんか。
ワーカホリックで婚期迷走中NIKO42歳読書のお時間ですスタッフ
東京でTEEN雑誌のモデルとして活躍していた美少女・夏芽は、家庭の事情により、東京から遠く離れた田舎町に引っ越すことになる。
当然田舎には刺激などなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込むが、入れば祟られる海でコウに出会い、強烈に惹かれていくというあらすじ。
あまりに本格派なストーリー性がかもし出す、独特の空気感と世界感で、なんだか芸術作品でも見ているようなきにさせてくれます。
読んだことが無い人は1度は読んで欲しいと思う作品です。
雑食系まんが&げーむすきー。幼女声あゆみスペシャリスト
東京でモデルをしていた夏芽がいきなり引っ越した先は猿が闊歩し海波が鱗のように脈打つ超田舎。
刺激のない日常に嫌気がさしていたのに、刺激からまた遠ざかった…。
そう絶望していた彼女の前にとつぜん現れた「神さん」危険だから惹かれる、妖しいから焼き付いて目が離せない。
「祟られてもかまわない。だから、もっと。」思春期の大きく揺れるこころ。2人の物語から目が離せません。