｢夢の雫、黄金の鳥籠｣のレビュー・感想

終わってしまった、、、じわじわと色んな気持ちが拡がって。皆が懸命に生き抜いた、生き様に、人生に、せつなさとか愛しさとか、込み上げています。うまく言えないけど、感動しています。

正直、こんな結末はスッキリしない。
結局、何を伝えたい作品だったのか…
好きな作家さんだけに、この結末にはちょっとショックだった。

今回も素晴らしい作品を有難うございました。。。
いつまでも続いて欲しい気持ちもあれど、人生と同じでいつかは終わるもの。。
　


最後まで、皇帝スレイマンはどちらにも片想いの孤独な男性だったのだなぁと思いました。
地位や名誉、財宝、領地…全てを手に入れた皇帝にも手に入らなかったものは、愛する人の心。
ヒュッレムとイブラヒムが主人公の話ながら、スレイマンを真ん中に置くことで対比が面白いなと。
イブラヒムの最期が史実として記されている内容よりも、静かでより悲しみが深く印象てきでした。

イブラヒムは自分のために生きた事があるのかな...と思う作品でした。
でも、ヒュッレムを手にかけられなかったのは愛してる者を殺せなかったから...それは唯一、自分の気持ちを優先(自分のため)に生きた事になるんでしょうか…
2人ともお互いに唯一の人と一緒になれなかった。せめて天国では一緒になって欲しいな?

おそらく篠原先生にとっては、この物語はイブラヒムとヒュッレムのためのものだったんだろうなあ。
イブラヒムが去る以上ヒュッレムひとりで話を続けるのは難しいけど、最終巻でいきない終わった感が強くてもう少し読みたかったなと思いました

ストーリーが進むにつれて、ドロドロとした内容になっていると思います。戦いの部分とかはほぼないので、読みやすいストーリーです。

篠原千絵先生の本が大好きです。「天は赤い河のほとり」と共通する、その世界に引き込まれてしまう楽しさがあり、でもそれとはまた違った楽しさもあります。一般に伝えられている史実も知っているけどそれでも面白く、本当にどのように話が展開されていくのか最後までとても楽しみです。

待ちきれなくて初めて新刊予約して購入！
面白かったです！
作画も細部までキレイでさすがの一言！

だけど、一つだけ…。
表紙のスレイマン様がアレ？って感じです(-_-;)
何だか鼻が気になる…。
今までの表紙の陛下と比べてもアレ？ってなりました。
鼻が高い人を正面から描くとこうなっちゃうのかな？
もっとステキなスレイマン陛下が良かったよー(涙)
ワガママでスミマセン！

もちろん、17巻内の陛下はあいかわらずのステキさでした！ヒュッレムも子供たちもみんな美形！
あっという間に読み終えました！

好きなんだけど…なんか足りないと思うこのマンガ。
ラブ要素が無さすぎるのが原因だと思った。
イブラヒムの頭の硬さ…(自分の子かもしれないんだったら応援すればいいのに！)
もさることながら、
なんか全体的に胸キュン要素が少ないと思う
後宮だからしょうがないのかなあ

あんまり入りたくない世界だけど、主人公がしっかりしたキャラクター(実在のせいかな？)なので、安心して読めます。
他の病的な主人公マンガとは全然違いますね。

ハラハラドキドキおもしろいです。無料で３巻読んだら続きが読みたくなり一気に買うと絶対一気に読んで完結を待つのが辛いと思い毎月1巻づつ楽しみに買っています。

読んで損はなし！

絵もきれいで読みやすいし、世界史の授業でもここまで深く掘り下げることないですよね。どんどん読んでるだけで頭がよくなりそうな（笑）漫画です。
後宮が舞台なので同じ歴史ものでも天は赤い河のほとりよりも、少し大人な世界観ですかね。

どうでもいいんだけど、タイトル長いですね。黄金の鳥籠じゃだめだったのかな？海の闇、月の影もそうだけど作者は句読点が間に入るの好きなのかな？？

さらっとしか教わらなかったオスマン帝国やハーレムをここまで深く掘り下げた漫画ってほかにないですよね。読みやすい絵柄なので難しい歴史もすいすい頭に入ってきます。
ただタイトルが長いって言うか、言い難いよね（汗）海の闇、月の影ともかぶるんだけど、作者先生はこんな風に途中を句読点でつなぐタイトルが好きなのかな？？

千絵先生の漫画大好きです！
何処までが実際でフィクションなのかは勉強不足でわかりませんが、早く次も読みたい！！

『海の闇、月の陰』
とか、そんなタイトル好きやよね(笑)

続きが気になります。
西洋史、勉強してこなかったのでどこまでが本当でどこまでが創作なのか分からないのですが、壮大な歴史浪漫を感じます。

後宮のゴタゴタも、この作品はネチネチ感がないので読みやすい。
後宮に居ながらも勉強熱心で、成長が目で見てわかるのは読んでいて面白い。

最初はあまり話が頭に入ってこなく、読むのに苦労した。
でも後半になると少しずつ面白くなってきて、読むペースも上がった。

篠原千絵さんの作品は昔から好き！そして少しダークな雰囲気とハラハラドキドキする感じはずっと変わらない。次の展開がどうなるのか？！このドキドキ感が醍醐味かもしれないです。しかも、スケールが大きくてゴージャスな世界観！にドンドンと引き込まれます。一気に読んでしまう。