マンガ4万冊読破の元・出版社勤務アラフォー女51歳スペシャリスト
映画化もされている超有名作品なんで今更ストーリー紹介もないんですが、鎌倉を舞台にした四姉妹の物語。癒されます。
一番上の姉は30代、一番下の妹は10代。それぞれに抱える問題があって、でも街の人たちや家族とともに解決していく(解決しない問題もある)親密感が凄くイイ。
悪い人が出てこないってのはリアリティに欠けるところもあるけど、寝る前に読む本としてはその優しさが心にしみる。
2013年マンガ大賞受賞作。
鎌倉に暮らす4人姉妹を描いた群像劇ですが、そのうちしっかり者の長女が不倫の恋に身を焦がしています。
とはいえこちらはかなりの訳あり。
相手の既婚男性には、心を病んだ別居中の妻がいました。実質的に結婚生活は破綻しているとはいえ、離婚にこぎ着けるのは至難のワザです。
そうして2人の関係は出口を見出せぬまま続いて行くのですが…。
長女の出した結論に、はたしてあなたは納得できるでしょうか。
恋心多き独身フェミニスト Kana35歳読書のお時間ですスタッフ
正しいことがよくわからないまま、前に進まなくてはいけないのが育児や子育てです。
鎌倉の古民家で暮らす3姉妹は、ひょんなきっかけで腹違いの妹・すずと同居することに。長女の幸が、すずの保護者として進路の相談に乗ったりするようにもなりますが、家族とはいえ、初めは心を開き、うまく距離を縮めることができない2人。
美しい鎌倉の街並みと、美しい姉妹の心の物語が、大切な家族について、忘れていたことを思い出させてくれます。
4人の姉妹だけで暮らしていればいろいろあるさ。おまけに末の妹は上3人と母親が違う……となれば、胃がキューッとなるような展開が待っているのでは? そう思うけれど、生活を重ねていくにつれて、それぞれの角が取れて、まんまるくなって”家族”になっていくのが分かる。巻数を重ねるごとにそれぞれが大人になっていくけれど、互いがいい影響を与え合っているのが感じられて、微笑ましい気持ちになれます。
都内タワーマンション最下層で暮らすママ書店員41歳読書のお時間ですスタッフ
しらすマヨネーズバタートーストにはまっているわたしです。
そうこの海街は鎌倉が舞台なのでしらす料理が出てきて度々食欲そそられます。あ、グルメマンガではありません笑。海街は事件が起きたりもないし、伏線とかもない。恋愛もそんなない。日々の姉妹の関わりを描いている。
時にはぶつかり協力もする。そんな現実を切り取った作品。わたしはそんな複雑な家庭環境になかったので姉妹の固い結束がいいなぁとしみじみ。久々に家族に連絡してみよう。
マンガでキュン活!アラサーOL・うさぎ38歳読書のお時間ですスタッフ
幼い頃に両親に出て行かれ鎌倉の一軒家に暮らす三姉妹と、父親のお葬式で出会った腹違いの末っ子の四人の“家族”のお話。
設定だけ聞くとわりとドロドロしてそうな感じですが、そんなことはなく、淡々と、でも温かく紡がれたストーリーになっています。
みんなどこか弱いところを持っていて、たまにそこが絡まって事件(?)が起きますが、丁寧に丁寧にその結び目をほどいていく作業を繰り返していくような作品。生きていればいろいろある。「まぁいろいろあるけどそんなこんなです」というセリフに救われる。
恋したい気持ちをマンガで満たす人妻・彩香35歳スペシャリスト
実写映画化して話題になったこの作品。海街・鎌倉が舞台となっていて、夏の風景が中心に描かれています。
「すず」の、まっすぐで純粋で優しくて強い姿はきっと胸を熱くさせるはず。4人姉妹が住む、海の見える街の、縁側のある家がとても素敵。いつかそんな夏が楽しみになるような家に住みたい?!
あと、梅酒が飲みたくなるので読む時は梅酒の準備を忘れずに。