｢花宵道中｣のレビュー・感想

吉原の話はどれも切ない。
でもこれは絵が綺麗で好き。

絵も綺麗だしストーリーも作りこまれてる　とても素敵なコミックです。

この漫画本編行くのに10Pは無駄に紙あります。試し読み11Pなど何の意味もありません。

遊女たちだけじゃなく、登場人物すべても生き様が切ないです。

江戸吉原の遊女のお話
刹那い

読んでいて、涙が出た

花魁として生きるその時代の女性たちの生き様が、まざまざと美しく描かれる。
ある者はのたれ死に、
ある者は身請けられ
幸せの形は様々。

美しさがすべてという時代で、
一番の幸せを掴んだのは誰なのか気になる。

時系列がバラバラで理解しづらかったけど、遊女たちの性格がきちんと書きわけられている。私は霧里の美人でクールさが好き。きっと読む人によって感情移入できる遊女がいるでしょう。緑と三津の女子高的な友情も宮木作品らしい。

吉原や廓の歴史をちゃんと学びたくなる漫画です。一気に全巻読む程ハマってしまいました。せつないけれど素敵なお話ばかりでした。

主人公が想い人と朱い大門の桜の下、
念願の花魁道中をするシーンが凄く素敵だし好き。ページを捲る度に花が舞うのは、
奇麗だなって思った。
是非とも映画に行って観たいケド。
子ども小さいから無理かな。
漫画だけでも集めたいな。
絵が綺麗で感情移入しやすかった。
ひとつひとつのお話が一本の線になるのは
キレイに纏まっていて好み。