5年の恋愛を引きずるライター 花輪えみ32歳スペシャリスト
伝統芸能×三角関係という、とてもドラマチックな恋模様をのぞけます。登場する二人の男性の美しさに、読みながらメロメロになりそうでした……。
もちろん少女マンガなのですが、少年マンガと見まがうほどに男と男のぶつかり合いもチラホラ。静と動と正反対の美男子二人が歌舞伎という世界で舞う、艶やかな世界に触れられるのもポイントです。
こじらせ恋愛難民Ryoko40歳読書のお時間ですスタッフ
演劇の中でもかなり特殊な世界、歌舞伎を舞台にしたマンガです。
主人公は歌舞伎の名門の御曹司。「歌舞伎なんてルックスが良ければいいんでしょ」とやる気ゼロだった主人公が、数々の出会いを経て、歌舞伎の世界に魅了されていきます。丁寧に説明がされているので、歌舞伎を見たことが無い、という方でも充分楽しめる一冊です。
マンガサロン『トリガー』店長 マンガコンシェルジュ兎来スペシャリスト
こちらは梨園、歌舞伎界を描いた作品です。恋愛と歌舞伎を両輪として物語は進行していきます。
伝統芸能としての歌舞伎を巡るシリアスさもありながら、所々に嶋木あこ先生の持ち味であるこの綺麗な画風でのギャグテイストが炸裂するのがたまりません。
最後まで読むと綺麗にまとまっており、1巻でちょっと合わないかも?と感じた方もとりあえず3,4巻目まで読んでみることをお薦めします。
歌舞伎はそもそもが大衆演芸なので、思ったよりずっと敷居が低いんです。
そんな親しみやすさを教えてくれる作品です。
恭之助と一弥の関係は『ガラスの仮面』で言えば亜弓さんとマヤでしょうか。
まったく違う環境の2人ですが、とりあえず私は目的のためならちょっと悪いことでもやっちゃう、クールな一弥が好みです。