｢ノット｣のレビュー・感想

秋平しろ先生の話はフンワリしたものが多いけどこの話はちょっとヘビー。

モデルにスカウトしたカメラマンが良い人！
モデルになり自立する費用になったり日頃の様子を心配して顔を出すところなど人として◎。
ストーリーのポイントになってます。
『十』が強い子だから破滅してないけど実母も義父もダメダメですよね。

いつもほっこりがメインで、シビアさはかなり押さえ気味に感じる作者さんのドシリアス。いつもの作品に向かうつもりで読み始めるとダメージを受けるが、周りの人々、彼ら自身も未熟な部分、嫌な部分があり、それがリアルに身につまされて好きでした。十がデレ過ぎないのがいい。

この方の作品、とても大好きなのですが、こちらの作品で題材になっている犯罪が許せない、この気持ちは、星の数とは関係ありません。被害者でも幸せになれる、愛されるということは大切なことですね。