｢午前２時まで君のもの｣のレビュー・感想

切な〜でもよかった。また読見返す作品だな。

切なすぎて常に目頭熱くウルウル、
ミチも恭一もお互い学生の頃からの両片思い。
事故でミチは毎日記憶がリセットしてしまう、
でも事故前の事は記憶に残っていて
当然 恭一の事を好きな自分を知っている
なのに なぜミチにとって初対面の灯と結婚したのか、
灯もなぜ付き合ってもいないミチにプロポーズして結婚したのかが さっぱり理解出来なかった、

ずっと恭一目線で読んでいたので切なかった
灯との結婚は必要だったのかな？

上下巻一気読み。
切なくて、苦しい。記憶喪失はただでさえ辛いのに、毎日リセットされてしまうなんて悲しすぎた。
ハッピーエンドなんだけどね。

愛する資格はないとメモする道夫が悲しかった。いつまでも幸せが続くと良いなぁと思う。

でも幸せ。ハッピーエンドなお話だけど、悲しみややるせなさが先に立つ。彼らの幸せってなんだろう？それでもその延長線上に、みんなのハッピーエンドがある。って部分を描いた作品だと思う。奥田枠先生は毎回イメージが変わる貴重な作家さんで、新作が上がる度にワクワクします。

とにかく切ない！
毎日が１日で終わっていく。記憶が続かなく、
次の日はまた１からのスタート。
自分と周りの人と日々の流れ方が違う事に苦悩する毎日。罪悪感で押し潰されそうだったんだろうなと思う。
あきらめないでよかったと思えるラストでよかった！でも、本当に辛かったのは恭一だよね！
上下巻でなく、もう少し膨らませて書いて欲しかったな！物足りなさあり。

主人公が記憶喪失リターンもの。
最後はやっぱりそうだろうなぁと思ったけどアカリさんとの事ももっとよくなって欲しかったなぁと思いました
ハピエンでよかったけど！

深く素敵な切なさだと思う。

好きなんだけど、もう一つ物足りない感じ。他の作品が凄く好きで大ファンなので、ついつい比べてしまって辛口かも…折角の上下巻なのになぁ。惜しいかんじです。