｢有閑倶楽部｣のレビュー・感想

少女マンガ界の星・一条ゆかり先生の大ヒット学園コメディ。
剣菱悠理・松竹梅魅録・白鹿野梨子・菊正宗清四郎・黄桜可憐と、美童グランマニエは、いずれも名家の子息・令嬢。
しかも全員美男美女。ありえない設定の6人に、毎度ありえない事件が起きるというドタバタコメディです。主人公の悠理は、運動神経バツグンで中性的なルックスゆえ、男性より女性にモテるタイプ。一条先生の華麗な絵とストーリーテリングに、ただただ圧倒されます！

母と姉と、私。女3人で毎回発売を楽しみにしていたマンガです。
親世代にも人気があるのもうなづける子供だましではないストーリー展開が魅力です。
基本、上流階級の学生たちが暇つぶしに色々手を出したところ事件に巻き込まれ…というストーリーです。様々なタイプの男性・女性が出てくるので、私は○○がタイプかな〜、う〜んでも結婚するなら○○で、付き合うなら○○かな〜という不毛な妄想をよくしていました。ちなみに今のタイプは魅録（みろく）です。

小学生のころから、一条ゆかり先生が好きでした。
数ある作品の中でもこの『有閑?楽部』は格別です。
お金と若さを持て余す暇人たちが、いろんなことに首を突っ込みながら、暇をつぶすんですけど、その暇のつぶし方が大人なんですよね。高級スパリゾートに行ってみたり、海外で豪遊したり、異国の王子と恋に落ちたり…。
一話一話濃くて、何度も読み返したくなっちゃいます。