｢私の少年｣のレビュー・感想

ショタとかあまり思わずに読んでましたが
終わりかたが納得いかないと言うか
はっきりしてほしかったですね

こういう恋愛なのかはっきりしない、表現が難しい関係の題材で初めて終わり方がしっくりきた。
絵が素敵でどストライクなのもそうだけど、外見・内面共に成長度合いの調整が素晴らしいかった。

度々読み返しては、可愛いな〜綺麗だな〜というのと、くっついてほしいけど、くっついてほしくないな〜とドキドキしながら読んでる

これが、大人が男性で子供が少女だったら気持ち悪いのオンパレードだと思うんだけど
同じことなのにお花畑な意見が多くて驚く

時間、年齢、共にある時間。
全ての時間が美しかった。
美しいタペストリーのような物語です。

これで終わりなの？？
こんなフワーっとした感じで終わりなのかー。

まぁ、この先進んでも悲しそうな展開しか見えない気もするし。
逆に幸せな展開になったらなったで「やっぱりマンガだよねー」って感じになると、この漫画の世界観が壊れるような気もするし。

まー、倫理的？にも真修が成年迎える頃じゃないと恋愛的なハッピーエンド？にはなれないだろうし、そうすると聡子いくつになってるっけ？ってなる。
そもそも真修も聡子も恋愛的に好き同士という浅い関係性でもないのがこの漫画の魅力でもあるし。

あと、今、真修が高校生。
未成年じゃなくなるまで巻数かかるのも、さすがにそこまで引っぱられると読んでる方もだらけちゃうかも。
かといって、漫画とかによくありがちな、いきなりの「数年後」って展開も個人的には微妙に思う。

そう思うとこんな感じでフワーっと終わるのが一番なのかな。

いやー、それでも、個人的には「ここまで買って読んでたのにこの終わり方かー」と少し残念です。

読んでいて、ものすごく色々と考えさせられる漫画でした。

感想、長々失礼しました。

皆さんが絶賛するほど満足はできませんでした。
この作品を愛して最終巻に期待し過ぎたことも原因かと思いますが…。
結末はともかく、普通に描いてほしかった。
こういう描き方には慣れていなくて読みづらかった感じがしました。
８巻までなら評価は「５」です。

ついに「私の少年」完結！！
最終巻はTHE「回収」でしたね。真修のお父さん、小片ちゃんの件もちゃんと回収し(椎川さんは前巻で回収済み)、そして肝心の聡子も過去の自分達と向き合い、自分自身をこの巻をもってきちんと回収しました。
(そういえば、妹ちゃんは思ってたより活躍はしなかったけど、それは聡子の過去回の素材要員だったからですね。今回1巻読み直したんですが、1巻にあのトイレでつぶやく聡子いたり、あと小片ちゃんも結構長く真修のこと淡く想ってたから切ないっちゃ切ないので最後ちゃんと回収してあげたんですね…)

最終巻を読んで、この物語はやはり「聡子の物語」なんだなと改めて思いました。なので、もはや真修との関係どうこうという問題ではなく、聡子が、真修という存在によって自分自身をみつけ、過去の聡子自身を全て自分で受け入れた時点でこの物語は完結なのだと、この巻の肝である、あの台詞でそう感じました。
ただ単純に「好き」と伝える台詞じゃないあの台詞は、これまで作者がじっくり丁寧で繊細な描写をされてきたからこその聡子らしい深みのある台詞だと思いました。これまでずっと読んできた読者には意味が伝わる絶妙な表現だな、と。所有格のmyではなく、目的格のme。1巻で行ったお寿司や思い出の公園という場所も含め、あの回はタイトルも回収してたので事実上の完結回ですね。いやぁ素晴らしい。。

難しいテーマだったので、最後はどうなるのかな？と思っていましたが、真修との関係の是非を問うとのではなく、その関係性に名前をつけるということでもなく、聡子自身の物語として最終的に真修含めて聡子に帰結させることで、話をうまく綺麗にまとめたなぁと思いました。そして日常が静かにつづいていく。最後はラムネの瓶と行けなかった花火大会。物理的距離ではなく心の距離の隣で真修も笑っている。もはや2人の関係に誰も答えを出す必要はない(言葉でラベリングするのはもはやナンセンス)と思わせる最後まで繊細な雰囲気を崩さず美しく終わったので、らしいと言えばらしい終わり方でした。(あのなんでもないような日常の空気感の丁寧な描写は作者ならでは)

なにより、この最終巻で自分を受け入れた聡子がすっきり晴れやかに笑っていて、もうそれだけでほんと良かったと思えました。

素晴らしい作品をありがとうございました！

初めはどうなるのか、この2人の未来は果たして幸せなのか？
実際の話では無いとしても気になってました。
なんだかな〜と思っていた父親もちょっと情け無いけど普通のお父さんだったし。
菜緒ちゃんの片想いも応援したくなるし。何より可愛い！
聡子さんのお母さんは個人的に苦手だけど(あと勘違い結婚詐欺と喚く男も)妹の真友子さんはとても良いキャラでもっと絡んで欲しかったかも。

最後の2人の姿が幸せそうなのがとても嬉しくて何となく切なくて。　
最終巻が出るまで読み進められなくて、最後だからと一気に読んでしまって、何度も読み直したくなって。

とにかく素敵な物語でした。
本当にありがとうございました！

あと、おばあちゃんは愛知の人かな？
なんて、どうでも良い事がちょっと気になりました。

ああああ…やっぱこういう最後になっちゃうか…
そうよねその方がいいよね…
あんまりリアルな展開になるとちょっと今までが台無しですもんね…けどちょっともっとリアルな展開が少しチラ見できたらよかったなぁと感じました。
映画のチラシを見るシーンはとっても素敵。人間同士で惹かれてるんだなと思いました

ショタは苦手なのですが、この漫画は別でした。
絵に透明感があって、内容もワンパターンものではなく面白かった。
お勧めです。

ふたりは続いていく、その未来は穏やかな朝のような優しい光に溢れている。そんな様子の表紙だったので、読む前にすでに胸が熱くなってました。
とても素敵なエンディングでした。もしかしたら未来、また違った関係になるかもしれませんが、悩んで苦しんで、でも互いの存在に癒され救われてきたふたりの、今はこれがあるべき姿なんだなぁと、すとんと心に落ちてきました。
しっとりと心に潤いが沁みてくるような、そんなふたりの笑顔が見られて嬉しかったです。
本当に素敵でした。

美しく、プラトニックな完結でした。
描き下ろしで高校卒業後の真修と聡子の後ろ姿くらいを拝みたかったな〜

ありがとうとしか言いようがない、本当に素敵な作品でした。
ずっと聡子の事が心配で最終巻が出るまでずっと心の中でハラハラしていましたが、聡子が導き出した答え、真修が貫いた想い、そういったものが全て報われて本当によかったです。
恋…と呼ぶのは相応しくないかもしれない、相手を大切に愛おしく思う気持ち、本当に本当に素晴らしいし、羨ましくも思いました。

「真修の瞳に〜」はお互いがお互いをよく見てるということで、ああ、二人の関係の表してるなと嬉しくなりました。

作者さんには感謝感謝です。

絵が繊細で心情がよく読み取れました

2人が幸せになりますように、、、

あぁ、早く先を読みたい‼︎

「私の少年」は新刊出る度に、ずっと楽しみに読んできましたが、8巻でついに高校生真修がお目見えします。美少年真修は期待を裏切らず、美しいイケメン高校生へと成長を遂げたわけですが、高校生になり、予想どおりモテだしてくると、今までよりさらに、周囲が2人(聡子と真修)の関係性において少しずつシビアな目線になっていきます。
2人にとっては変わらない曖昧な関係は、白黒はっきりさせないといけない段階へと徐々に差し掛かってきているので、ここへきての展開はこの物語の着地点に繋がりそうなので、次回以降の今後の展開は非常に気になりますね。

内面的な描写でいうと、6巻の最後の最後の方でようやく前を向きはじめた聡子なので、それ以前までの聡子の悲観的な描写がこの巻では目に見えて減ってるのが良かったです(聡子の辛みに感情移入しすぎて泣くので)
今までは聡子側の内面描写メインでしたが、この巻では比較的少なく、どちらかというとその周囲(外側)からみた聡子の描写が多かったからかもしれません(まさか椎川さんがまた出てくるとは思わなかったけど。そして相変わらず邪魔くさい役柄。。お前もう結婚してるだろ。聡子の邪魔するなよ。笑)

小学生後半～高校生くらいのティーン世代は心身ともに成長が最も著しくわかる年齢ですが、大人は同じ年数重ねてもあまり変化はありません。しかし、その分聡子は、過去も含め、気持ちの整理を8巻かけてじーーーーっくりと丁寧にやってきたので、内面的な成長が読者に感じられます。最後の、自分の想いを言葉にしたの初めてでは。。(言葉を放った相手は真修じゃないけど)
「私の少年」は、真修がちょっと理想化されている分、聡子(と周りの状況)の描写がリアルなんですよね。。

個人的には、小片ちゃんはピュアで良い子ですが、どんなに良い子であろうと、もうここまで読んできた読者としては、聡子のことは傷つけないでくれ。。(てか、もう聡子のことは誰も傷つけないで欲しい。。もう十分だろ。。笑)なので、聡子をただただ応援したいと思います。真修の幸せを聡子が願うように、どんな形であれ聡子に幸せになってもらうのを願うばかりです(これまでの聡子が辛すぎて)

切ない…
物事なんでも白黒つけられるわけじゃない。年を重ねるとそれがわかる。でもそれを言い訳に逃げている部分もあるんだと思う。
それを知るからこそ悩んできたし、その先に見つけた答えが聡子の中にはあるんですよね。
どんな形かはわからないけど、聡子が真修の幸せを願うように、私も聡子の幸せを願ってやみません…

泣けた…。

素敵です。
この気持ちは何なのか突き止めるわけでなく、
ただ相手の事を思っての行動。
そして、2人の気持ちのハーモニーが混ざり合って、周りの人からもいろいろもらいながら、気付きながら成長していく。最後まで読みたくなるお話だと思います。
見守りたいです！