自堕落な生活とくだらない笑いを追い求める関西ライターLISA36歳スペシャリスト
フィクションとは思えないリアリティさがある、いくえみ綾先生の作品。中でも『プリンシパル』は高校生の恋愛物語でありながら、甘さと苦さが絡み合ってとにかく切ない! 特に和央君(主人公の想い人)!
彼は現実世界にもよくいる“無意識で優しく接して期待を持たせる系男子”なんですけど、もう本当にああいう男子は反則ですよ!
そういう男子にめっぽう弱い私は、終始主人公の糸真ちゃんに感情移入しっぱなしでした。もう最後の方なんかは「やめて、これ以上私に優しくしないで!」と叫びそうになったほど。……えっ、別に私が優しくされたわけではない?
雑食すぎる書店員えんまゆ40歳読書のお時間ですスタッフ
学校生活に馴染めなかった主人公・糸真は、思ったことはすぐ口に出しちゃうタイプ。
それでも新しい学校では失敗したくないと、周りに合わせようとする姿がなんとも愛らしい!
彼女が校内でも人気のイケメン2人と仲良くなってしまったことで、再びいじめに合わないかと不安になってしまうのもわかるし、だからと言って2人と距離を置くのも難しいんですよね。
そんな主人公の微妙な心情の変化に、ドキドキしたりハラハラしつつも応援したくなります!
どっちの彼に惹かれていくのか三角関係の行方にも注目。
二次元にいきたい妄想女 神之れい40歳スペシャリスト
主人公の女子高生は東京の学校でハブられてしまうわ、3人目(!)の継父とうまくいかないわで、かなり大変な状況です。心機一転で札幌の実父のところへ行って新しい学校に通うものの、そこで出会ったイケメン男子2人と仲良くなったら女子からハブられるという忠告が……!? それなのに、なんだかんだでイケメン2人と仲良くなってしまう主人公。彼女の意思とは関係なく、周囲がどんどん変化していく展開も見逃せません。
マンガだからこその「こんな展開、あり?」なことも待ち受けています。
マンガに癒しを求めるアラサーあき36歳読書のお時間ですスタッフ
フクザツだけど、気になる関係!
母親の再婚で北海道の父親の元に引っ越してきた糸真。近所の犬の飼い主・和央と友達の弦は転校先の学校で女子から人気の2人だった。2人と仲良くすることで周りの変化などがとても繊細に描かれていて、
人間の嫌な部分や内面が雰囲気で感じとれるのが、いくえみ先生作品のすごいところ。実写化でどう表現されているか楽しみです。
こじらせ恋愛難民Ryoko40歳読書のお時間ですスタッフ
いじめられていた主人公が引っ越した先でイケメン二人と仲良くなって…というストーリー。
人間関係がかなりぐちゃぐちゃして、実際にこんなことがあったらストレスがすごそう…と思うのですが、フィクションなので楽しめます。
注意していただきたいのは、この『プリンシパル』というタイトルから、バレエマンガを想像する人が多いと思いますが(私もそうでした)バレエに関するマンガではありません。