人生を上手く生きられない人、必見!無職を描いたマンガ5選

薫の秘話
働かないふたり
ぼっち村

仕事や人間関係、人生に疲れ果ててしまっているあなた。今は少しだけ休憩が必要かもしれません。そして、そんな時にはこんなマンガはいかがでしょうか。
読めば心が晴れるもの、癒されるものから、いっそ今の暮らしを変える切っ掛けになるもの、毒をもって毒を制するものまで。様々な生き方を見て、良き道を選んで下さい。

薫の秘話松田洋子

松田洋子先生は、現代社会の不条理とそれに翻弄され藻掻き苦しみながらも生きる人間を切り取って描くのに本当に長けた作家です。
本作はそのテイストが最大限に生かされた末に生まれた傑作で、まだニートという言葉もなく、そうした人々が社会問題として認識される前の時代に描かれた、実家住みニート中年男性の物語です。
どこまでも自分に甘く、怠惰で、気難しい主人公を見ていると非常に遣る瀬無い気持ちになりますが、逆に反面教師としての効果は抜群かもしれません。

働かないふたり吉田覚

これだけ頭を使わずに読めるマンガも珍しいです。 文字通り、ニートな兄妹を描いた現代的なコメディです。尖った兄とゆるい妹のキャラクターがじわじわと笑いをもたらします。
ゆるゆるのんべんだらりと生きるふたりの姿に、癒やしや勇気、生きるためのほんの少しの力をもらえる人もいることでしょう。
あまりトーンを使わずに描き込まれている独特の画風にもそこはかとなく癒やし効果を感じます。

ぼっち村市橋俊介

将来は田舎で畑を耕してゆっくり暮らしたい……もしもそんな憧れを持つ方がいたら、この本は非常に役に立つでしょう。
38歳でも鳴かず飛ばずのほぼ無職に等しい漫画家だった筆者が、全くの未経験で田舎での一人暮らしと農業生活を行っていく様子を描いたマンガです。
獣や虫、寒暖や台風など様々な障害に見舞われながらも、時に周囲の人々に支えられながら作物を作り逞しく生きて行く姿に人間の適応力を思わせられました。

くも漫。中川学

「くもまん」と聞いて、最初は「蜘蛛を題材にしたマンガなのかな?」と思った時期が私にもありました。
正解は「蜘蛛膜下出血」。30代無職の筆者が、親にはハローワークに行くと告げて出掛けながら、実際には行かずにグダグダしていた時分のお話はクズのエリート感あります。そんな折に起こってしまった蜘蛛膜下出血。
その起こった場所とシチュエーションが衝撃的です。そして、そのことを巡り後半は前半からは想像できないデスノートばりの緊張感溢れる頭脳戦ライクなパートも。ただ、普遍的に人にはいつ何時何が起こるか分からないということを考えさせられます。

サルチネス古谷実

17年間引きこもっていた31歳の主人公が、大切な妹の為に自立を目指していく物語。
『ヒミズ』以降の古谷実作品の中では、個人的に最高傑作だと思っています。
とにかく、人間が人間臭い。一人一人が人生の困難に喘ぎながらも、懸命に生きている。その姿には美しさすら感じます。
全4巻とコンパクトにまとまっており、最後の締め方も非常に秀逸で気持ち良く本を置いて自分の人生を生きて行こうと思える作品です。