芸大・美大ってなんだか憧れちゃいますよね。個性的な人たちが集う青春の場所、って感じがします。今回ご紹介するのは、美大・芸大を舞台にしたマンガたちです。
こんな学生生活なら、ぜひもう一度やり直してみたい!
「天才!!」と家族から褒められて育ち、勉強せずにマンガばかり描いていたら、偏差値最低高校に通うことになった少年が主人公。
美大受験のために孤高奮闘する描写がいちいちリアルです。それもそのはず、作者の山田玲司先生も、絵ばかり描いていたら底辺高校に通うことになり、そこから美大を目指した経験者、つまり本作は、作者本人の美大受験体験談が詰まったマンガなのです。
うぶな美大生が、女性との関わりや、作品作りを通して、成長していく話です。
「見ているだけでよかったんだけど、欲しくなってしまった」と美大生を見つめている年上の美女の視線にドキドキして、恋愛と芸術の関係についても考えさせられます。美大生とか、アート関係の仕事をしている男性って、なんだか色気がありますよね。
絵を描くことの情熱を失いかけている美大生が、人との出会いを通して再生していく話です。
絵を描くことが得意で美大に入った少年・少女たちは、大学に入ることで様々な問題にぶちあたります。自分の絵がそこまでうまいわけではないことに気が付いたり、就職が難しいという現実を突きつけられたり。
そんな中、どうやって絵と向き合っていけばいいのか、切実に悩んでいる主人公の姿は、創作活動をしているすべての人に重なる部分があると思います。
漫画家デビューをもくろんでいる芸大生を主人公にしたマンガです。
なんといっても主人公が熱い! 熱すぎる! マンガをモチーフにしているのですが、その熱さはスポ魂マンガを越えています。主人公のマンガ愛は、暴走気味で、妄想がふくらんでいって現実が追い付いていない、
ということがよくあるのですが、そのあたりもみていて笑えるしカワイく感じます。熱くて笑えるマンガが読みたいという方には、ぴったりの作品です。