子供のサイン見逃してない?いじめのリアルが描かれたマンガBEST5

涙100万粒のリアル いじめがはじまるとき
告白 本当にあったツライいじめ
こころ

子供の悩みは、大人から見ると「そんなことで?!」みたいな事だったりします。でも、その小さな心に潜む【SOS】、見逃してはいませんか?
「いじめられてる」=恥ずかしい、言いたくない、そんな気持ちで隠し苦しんでいる子供たち。サインを見逃さないためにも、いじめのリアルをのぞいてみませんか?

涙100万粒のリアル いじめがはじまるとき安藤なつみ

なかよしに掲載され、小中学生からの反響が大きかったという本作。ネットいじめ、教師によるいじめ、スクールカーストと、よく耳にするいじめが描かれています。
中でも「未完成なわたしたち」にはちょっと驚きました。変だなって思うことをストレートに言ってるだけのめちゃくちゃいいコが「空気が読めない」っていじめられるんです。
正しい事も正しいって言わないのが当たり前な子供の世界って… あまりにも生き辛すぎませんか?

告白 本当にあったツライいじめ高上優里子

全国の小中学生から寄せられた実話を元にコミック化された本作。
多少のアレンジは加わっているものの、このエピソードが現実にあった事だと思うと怖すぎるエピソードばかりです。
こんな網の目をくぐる様な地雷だらけの世界で思春期を過ごすって、子供たちの心労がはかり知れませんよね。
本作は子供たち同士で解決していましたが、現実はこんなにあっさりいじめが終わるなんて難しいんじゃないかな…。

こころももち麗子

本作は【万引き】という犯罪への問題提起として描かれたマンガですが、もともと主人公が万引きをするようになるきっかけとして「いじめ」が描かれています。
万引きを強要されるわけではないのに、万引きしないわけにはいかない状況って作り出されるんだなと、序盤で衝撃を受けました。
友達との人間関係が世界の全てかのように生きる子供たち、もしかしたらそのほんの少しの変化からいじめのサインって読み取れるのかも…と思えた作品でした。

涙100万粒のリアル いじめはそこにある。山田デイジー

本作も第一弾に引き続き、凄惨ないじめが描かれます。注目したのは「ほんとうのともだち」。
大人もそうですが、“ 「いじり」は「いじめ」ではない ” という概念ありますよね。なんなんだろ、この免罪符みたいな言葉。いじめられてる本人ですら「いじられてる」と思い込む始末。実際めちゃくちゃ傷ついてるのに……。
冗談にしないと辛すぎて受け止められないからだとは思いますが、冗談も子供のサインなのかもしれません。

ビタミンすえのぶけいこ

いじめマンガの代表作『ライフ』の原型になったマンガ。いじめの描写も引く位に壮絶なんですが最後のあとがきに書かれている言葉に、ずっしりくるものがあるので是非本編からあとがきまでしっかり読んで欲しい作品です。特に親として、どう向き合っていくのかすごく考えさせられます。
本当に自分の子供がいじめられたり不登校になってしまったら、世界を敵に回してもあなたのミカタだよ、信じるよって、迷い無く全身全霊で言ってあげられる親になりたいなって思いました。