ありそうでなかった!?パワフルすぎる「お年寄り」が主人公のマンガランキング

傘寿まり子
ジジジイ
アリスと蔵六

お年寄りといえば、「残りの時間をのんびり過ごしている」なんてイメージが湧くかもしれません。でも、このマンガを読めばそんな考え方も変わるでしょう。
まるで若者! と思えるくらいパワフルなお年寄りが主人公のマンガ達を紹介します。

傘寿まり子おざわゆき

80歳のおばあさんが家出をする!?息子夫婦と孫夫婦が同居していたものの、自分の居場所がないと感じて……というあらすじだけ見るとものすごく悲しく感じますが、なんのなんの、こちらのおばあさんは元気に明るく新生活を開始します。
うまくいかず不安になることも多々あれど、昔の想い人と同居したり新しいことにチャレンジしたりと元気いっぱい。暗いテーマを適度に明るく描いている作品です。

ジジジイ小山宙哉

70歳のおじいさんが、若者以上に走る、跳ぶ、そして盗む!大泥棒と考えると完全な悪者ですが、こちらのおじいさんが盗むものは高価なものではなく、人の心に触れるものばかり。お金には代えられない価値のあるもので、人と人の心を結びます。
ハートフルで心温まるのはもちろん、読み進めていくうちに「何事も始めるのに遅いことはない、老人だろうとなんだろうと! 」と思わせてくれます。

アリスと蔵六今井哲也

特殊能力を持つ世間知らずの少女と、曲がったことが大嫌いな頑固爺。二人は家族でもなんでもないですが、あちこちで迷惑な騒動を巻き起こす少女を、甘やかさずにガツンと叱るおじいさんの姿に尊敬の念を抱いてしまいます。
「悪いことは悪い」とちゃんと叱ってくれる人がいるのはありがたいことだなぁと思わされると同時に、「家族」というものを改めて考えさせられました。おじいさんの教育方針は、子育てをする人にも役立ちそうです。

親愛なる殺し屋様辺天使

主人公のおじいさんは殺し屋。それもちょっと変わった殺し屋で、ターゲットにはまず「殺しに行きます」と直筆の手紙でお知らせ。ターゲットと手紙のやり取りを通して殺す時期や殺し方を打ち合わせるというスタイルです。
シュールなギャグが散りばめられており、思わずフフッと笑ってしまったり、ストーリーによってはほっこりさせられたりと、意外と怖い要素が少ない殺し屋マンガです。

CYBORGじいちゃんG小畑健

農夫で科学者のおじいさんが、農作業用のサイボーグとして生まれ変わった! 思わず「なんでやねん!」とツッコミたくなる展開が目白押しです。
シリアスが似合いそうな綿密なイラストなのに、実際は派手なギャグを繰り広げるというギャップが、このマンガの面白みを増していると思います。作中に登場するカカシの話が、切なくて思わずうるっときました。