飯テロにヨダレ不可避!お腹も刺激されちゃう「お料理マンガ」ランキング

ごほうびおひとり鮨
ワカコ酒
鳴沢くんはおいしい顔に恋してる

料理を題材にしたマンガは多く、食レポやクッキング系の作品はまさに星の数ほど。揚げ物のサクサク衣、口いっぱいに広がる肉汁……絵を一目みただけでお腹が鳴りそうです。
今回は、飯テロ、御免! 思わずヨダレが出ちゃいそうなお料理マンガを厳選しました。

ごほうびおひとり鮨早川光

何かショックなことがあった時や疲れている時、美味しいもので癒されたい! と感じるのは自然なこと。そういうときはパーッと、いつもなら頼まない豪勢な料理を食べたくなりますよね。主人公・愛子も、失恋した心の傷を「鮨」に癒された一人。
鮨職人の真摯な姿から自分の生き方を見直す愛子の姿は、素直で見習いたくなります。また、「おいしい」で片付けられない食べ物の感想もこのマンガの魅力。「味の滞空時間が長い」「お魚の主人公感」など、食べ物を引き立てるステキな言葉が盛りだくさんです。

ワカコ酒新久千映

ひとり飲み。女性にとってはハードルが高いと感じるかもしれませんが、酒好きの人にこそ集中して味わえる環境はオススメです。主人公・ワカコが、様々な酒とつまみを純粋な気持ちと少しのこだわりをもって食していく姿は読んでいて気持ちいいものがあります。
実は、ワカコの顔は新久先生の自画像と同じ表情なのだとか。ワカコと先生がつまみを愛し、なによりも酒を愛していることがヒシヒシと伝わるマンガです。

鳴沢くんはおいしい顔に恋してる山田怜

いま流行りの「料理男子」。女々しいと言われることも多々ありますが、この作品の料理男子・鳴沢くんはその強面ゆえみんなから怖がられています。しかし、そんな彼には「おいしく食べる顔が好き」というチャーミングな一面が。
一生懸命つくった料理をおいしそうに食べてくれる姿は、料理人にとって最高のごほうび。できた料理もさることながら、鳴沢くんの調理中の描写だけでヨダレが出そうになります。

孤独のグルメ【新装版】久住昌之

これを読まずしてお料理マンガは語れない、ハードボイルド・グルメマンガ。個人で輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が一人で食事をするシチュエーションを淡々と描く斬新さは、いまのお料理マンガのスタイルを築きあげたと言っても過言ではありません。
時間や社会にとらわれず幸福に空腹を満たすとき、彼はつかの間「自由」になります。誰にも邪魔されず気を使わずものを食べる、孤高の行為。そして、この行為こそが現代人に平等に与えられた最高の「癒し」といえるでしょう。

三十路飯伊藤静

本当に存在する東京の名店を、人生の曲がり角真っただ中の三十路独女・高山が食べ歩く。お料理マンガとしてだけでなくグルメガイドとしても重宝できるマンガなのです。
実在するお店の料理を扱ったマンガは意外にも多くありません。それは、そのお店の評判に関わる大事な宣伝要素でもあるから。人生の迷路を練り歩く三十路の高山の心に火を灯す絶品の料理を自分も味わうことができる、食いしん坊にはたまらない作品といえます。