連日鳴り響くFacebookでの結婚通知、
頼んでもいない幸せ報告など、溢れんばかりの情報網によって、アラサー女性たちの傷はえぐられるばかり…。
毎日恋・仕事・おしゃれなどに忙しい中、自分の個性を活かして毎日を奮闘する女性がいます。
「私も頑張ろう!」と思えるマンガ5冊をご紹介します!
ドラマ化もされ、大ブームを巻き起こした『逃げ恥』。恋ダンスも大ヒットして、社会現象にもなりましたね。
仕事や恋愛への価値観は人それぞれで、果たして大切なものは何か…、社会に対して訴えているような作品です。●
みくり(25歳)×平匡さん(36歳)の契約結婚や百合ちゃんの恋愛など、ユニークな設定の上、会話もテンポがいいので、スルスル読めます。
しかも、所々でのセリフの説得力は天下一品♪
"現状維持"についてや、"相手や気持ちを理解すること"について等。
『逃げるは恥だが役に立つ』はハンガリーのことわざで、
自分の得意分野で勝負しろという意味だそう。
読み終えた後、”自分らしく明日も頑張ろう"と思えるから不思議です。
勤め先が倒産し無職、貯金なし、再就職は不採用の嵐、ご飯もまともに食べられていない…。
収入ゼロにも関わらず、合コンで出会った大学生に貢ぎ続けるミチコ(29歳)。
貧乏生活を送るミチコのダメっぷりに同情する余地もなく、自分と重ねてこんな状況こわい!と震えが…。
ひょんなことから、道端で再会した元上司・黒沢主任の経営するカフェでバイトすることになり、脱ニート&まさかの恋の予感到来…!?
黒沢主任とミチコのまるでコントのようなギャグやツッコミによって、ミチコの心も軽傷にみえてくるのです!
居酒屋で繰り広げられる飾らない会話は、キャラクターの素がみえて、見所のひとつ♪
『砂時計』も手掛けた芦原妃名子先生の作品。
絵が繊細で、女の子の笑った表情がキラキラと描かれていて、個人的に大好きな作家さん。
パンをつくっている洋一と元教師の柚季のワケあり婚約から物語は始まります。
所々にパンが登場して本当に美味しそうなのです!
しかもただ美味しいだけじゃなくて、パンが人と人、家族を繋いでいくのです。
家がゴミ屋敷でうまくいっていない母と娘や、周りからみると理想の家庭に見えるけども、
実は冷めきっている家族など、パンを通じて様々な家族の心情が描かれていて、
表紙や絵の可愛さに騙されて読むと、胸が痛くなる部分も。
登場人物の何気ないコトバに、「結婚って?幸せって?」と考えさせられることが多い作品です。
38歳にて最後の男と思い込んでいた相手にフラレた遠山遥が、女5人でシェアハウスする話です。
このシェアハウスは、入居条件が特殊なのです。
【01】38歳以上で彼氏がいないこと。そして、【02】青春時代に「東京ラブストーリー」にハマったこと。
ドラマ好きな私にとっては、共感できる条件!学生時代にみていたドラマが一致するだけで、盛り上がれるのです。
しかも、そこから話が広がっていくので、仲良くなる手段にもってこい!
全2巻なので、さくっと読むのに最適!ぜひ、空き時間にいかがでしょうか?
アラサー女性にとっては、共感できる部分が多すぎて、心苦しくなります…(汗)
これまで趣味に生きてきた女性4人のドタバタ集団婚活劇。
最近流行りのマッチングサイトでの顔写真詐欺や、何故か急激に襲ってくる結婚への焦りなど、話がどれもリアルすぎて、あまり結婚願望のない私でも、結婚に焦り始める始末…。
1巻冒頭の女子会での会話劇は、見応え◎です!
読み終わったあとは、彼女たちも頑張っているから、自分も頑張ろう!と思えてきます!