



恋愛のウラもオモテも知ってしまったあとだと、ピュアな恋のことが思い出せなくなります。そんなときは若くて純粋なラブストーリーがオススメ。読み終わったころには甘くてにがくてすっぱい初恋が蘇っている……はず?
「甲子園に行くまでは付き合わない」みたいな感じ、甘酸っぱいー!とか叫びたくなってしまう。おまけに、恋愛だけじゃなくって、一生懸命に野球と吹奏楽に向かうそれぞれの姿に胸が熱くなります。正直、毎巻泣きそうになっていたので、電車の中では読めません。「こんな高校生活送りたかった」と、きっと多くの人が思うはず!辛くても、いっぱい泣いても、それはきっと、その時にしか過ごせない宝物だ。

身長180センチのヒロインと150センチ台のヒーローの恋物語。おまけにヒロインは超ヘタレ、ヒーローは「けっ、恋なんて」という高飛車メガネときたら、そう簡単に恋が進むはずがありません!基本、ネガティブなんだけれど、それでも恋は進むし、そもそも恋って「きっと好きになってもらえない」「嫌われたらどうしよう」の繰り返しだったりもする。別に後ろ向きだっていいんだよ、前に進む気さえあれば、というのを教えてくれる作品。

映画化もされて話題となった作品。同時に2人の男性から想いを寄せられるとか、三角関係になるってそうそうないことなんだけど、もし自分だったら、と考えずにはいられません。個人的には「えー!? そっちとくっついちゃうの!?」と感じたので、後日談を読むと悲しい気持ちになることも……。でも、ヒロインが幸せならそれでいいんです……。

見た目にコンプレックスがあると「私に恋なんて」と思いがちです。この作品のヒロインも、初めはコンプレックスだらけ。でも自分を変えたのは、やっぱり「好き」という気持ちでした。「かわいくなりたい、女の子でいたい」って思うことって、好きな人がいるからこその強いパワー!読み進めることで、年齢関係なく「好き」という気持ちを大事にしておきたい。そんな風に思える作品です。
31歳の小説家と10歳の少女の物語。最初は少女の片想いで、「大人の男性に憧れる話なのかな」と思っていたら、そうではなくて……。親子ほども違う男女の話って、なんとなく生々しさを感じることが多いのですが、本作がなんともピュアに感じられるのは、少女の「初恋」が、そのまっすぐな想いが、無垢な白さであふれているからかも。でも、31歳だとその想いを受け止めるのはまぶしすぎるのか、そんなもどかしさやシンドさも感じるのがたまらないです。
