これ気になってた!広告でよく見た気になりすぎるマンガ5選

セブンティウイザン
凪のお暇
外面が良いにも程がある。

スマホをいじっていると、必ずと言っていいほど目にする「マンガの広告」。
これまためちゃくちゃ気になるカットのオンパレードで、思わず購入した事が…1度や2度ではありません。そんな広告に踊らされまくりの私が、購入して良かった5作品をご紹介いたします。

セブンティウイザンタイム涼介

35歳以上で高齢出産とされる日本において、その倍の70歳で“高齢者出産”したご夫婦のお話。
定年を迎え、穏やかな老後を送ろうとしていた所に舞い込んだ妻(70歳)の妊娠に右往左往する男と、産むと決めてどっしりと腰を据えて準備する女。夫から父親としての自覚を持っていく様子になんだかほっこりします。
長年連れ添ってきて、子供が出来た事で色濃く見えてくるお互いへの愛情、そして子どもへの思い。どの年代で読んでもグッとつかまれる作品だと思います。

セブンティウイザンの画像

凪のお暇コナリミサト

「空気を読む」って人付き合いにおいては重宝される能力ですが、自分を犠牲にして空気を読み続けると、それによって受けるストレスは計り知れません。
本作は、そんなストレスが限界に達した主人公・凪が、全てを捨てて人生をリセットする日々を綴った作品。
でも、すべて捨てても、環境を変えても、何もしなければ何も変わらないんですよね。絶妙に人間の嫌な習性がありありと描かれているので、今ちょうど「自分」について迷子の方には特にずっしりくると思います!

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外面が良いにも程がある。尾崎衣良

『深夜のダメ恋図鑑』の尾崎衣良先生による、「転んでもただでは起きない女」をオムニバスにした短編集です。
収録されている作品がどれも面白いんですが、中でも私の一押しは「業務上偽装恋愛」というお話。“御曹司に見初められる”という展開は少女マンガあるあるですが、これは一味違います!
多くは語りませんが、仕事を頑張っている女子を癒し、慰め、励ましてくれる、そんな展開が待っていますので、いいから読んでみて!とパワープッシュしたい作品です。

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特装版「親なるもの 断崖」曽根富美子

昭和恐慌の時代に実在した「娘身売相談所」に売られた、年端も行かない少女たちが室蘭の遊郭に売られていくお話です。
器量の良し悪しで、遊女、芸妓、下女と行く末を振り分けられ、各々吐き気を催すレベルの凄惨な日々を過ごします。
これまで、私たちが見てきたどこか妖艶で煌びやかに思えた遊郭の実態って、ホントはこうだったのかもと思うと、衝撃が拭えません。
この時代に生まれてホントによかった…と心から思う作品です。

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添加物まみれの母性河東ますみ

本作の主人公は家族やマイホームに強すぎる憧れを持つ女性。デキ婚して、子供を育てながらマイホームを手に入れるべく、節約という名の地獄みたいな食生活を夫に強いて、さらには子供にも……。
自身の身勝手と無知が相まって酷い事態に発展していくのですが、それも納得させられます。
家族のためとか○○の為にといった大義名分が、ただの身勝手になってたりしてはいませんか?と、ハッとさせらる作品です。

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