暑くてダラダラしたくなるけれど、イベントがたくさんあったりアバンチュールがあったり(?)、夏が楽しみなのは筆者だけでしょうか。
ついつい夏が待ち遠しくなるような、そんなマンガたちをご紹介したいと思います。
実写映画化して話題になったこの作品。海街・鎌倉が舞台となっていて、夏の風景が中心に描かれています。
「すず」の、まっすぐで純粋で優しくて強い姿はきっと胸を熱くさせるはず。4人姉妹が住む、海の見える街の、縁側のある家がとても素敵。いつかそんな夏が楽しみになるような家に住みたい?!
あと、梅酒が飲みたくなるので読む時は梅酒の準備を忘れずに。
断った告白から始まる淡い初恋物語。夏と初恋の描写がとても細かくて絶妙で、登場人物以上に読んでいる方がドキドキさせられてしまいます。
また、高校生の時って、こんな風に小さなことで悩んで落ち込んだり立ち直ったり、忙しかったけれど楽しかったなぁ、となんだか懐かしい気持ちに。
夏休み、花火大会、部活、コンビニのアイス。全ての描写が暖かくて幸せな気持ちになれるそんな作品です。
四季がたくさん移り変わる作品ですが、特に「田舎の夏」の描写が印象的です。廃校間近の学校、コンビニもない村、お店といえば駄菓子屋のみ。
そんなノスタルジックな雰囲気漂うド田舎で繰り広げられる、小さな小さな恋愛模様にキュンキュンさせられてしまいます。
田舎出身者からすると、噂のまわりが早いところなど共感できる部分がたくさん! それでも「田舎っていいなぁ」と思えるような素敵な内容になっています。
シンプルな絵だけれど、何度も読み返したくなる味わい深い町田洋先生の作品集。中でも「夏休みの街」は平凡な夏休みともう一つの世界が描かれていて、あっと驚くようなラストが待っています。
大学生の夏休みって、とてもくだらないけれど尊い。私も主人公の気持ちが痛いくらい分かり、なんだか切なくなってしまいました。忙しさで自分を見失いそうな大人なら、きっとみんなそう思うはずです。
夏休みの間だけ、田舎の祖母の家にお世話になることになった主人公。……なんて聞くだけで、もうロマンスが待っているような予感がしますよね!
このマンガは夏休みの間だけと時間が限られているからこそ、なんだか普通の恋愛よりも素敵に見えちゃいます。
でも実際は、アバンチュールな恋愛は長続きしないんですけどね(涙)。あと、基本おばあちゃんの田舎へ行っても大した出会いはありません(体験談)。