何を考えているのかわからず、冷酷で無慈悲。今回はそんなサイコパスが登場する作品を5冊集めてみました。
読み進めれば進めるほど、「現実では絶対出会いたくない」と思える狂気の沙汰をぜひご覧ください。
おそらくマンガ界を代表するサイコパスとして、後にも先にもハスミンを超える人物はいないのではないだろうか。と思うほど、私たち読者を一瞬にして恐怖へと陥れる本作品。
その中でも特に有名な「死体を隠したければ死体の山を築けばいいだけのことだ」の一言。この一言を機に始まる、ハスミンの大量殺人劇はとにかく鬱展開の連続です。間違っても落ち込んでいるときに読むことはおすすめしません。
雨の日にのみ殺人を繰り返すカエル男と、それを追う刑事・沢村が繰り広げるサスペンスホラー作品。この作品一番の狂気と言えば、何と言ってもカエル男が実行する残虐な私刑執行方法。
個人的には「ずっと美しくの刑」を目にした途端、全身に鳥肌が立つのを感じました。
そして終盤にはカエル男の正体を始め、連続殺人事件の真相が明らかになるのですが……。やっぱりサイコパスの考えることは最初から最後までわかりません。
元大量殺人者でありながら、国家公認の殺し屋(国選処刑人)として、次々に凶悪犯を退治していく主人公の紅守黒湖。
そんな彼女、これまで大量の殺人を犯してきたことからもわかる通り、「ここを通るのにこの石が邪魔だな」くらいの感覚で次々に邪魔な人間を排除していきます。
そのサイコパスぶりがすさまじいです。
グロ描写は多いものの、時折、シュールなギャグも入っているため、さくさくと読み進めていくことができます。
趣味の一環で殺人を繰り返すマコちんと、家族を死に追いやられて自殺する寸前だった千穂。そんなふたりが出会い、話の流れから取りつけた約束。それは「千穂ちゃんの家族を殺した奴を全員殺して、最後に千穂ちゃんを殺す」(Byマコちん)。
「お前は何を言っているんだ?」と思わずツッコミそうになる展開ではありますが、その後徐々に変わるふたりの関係や次々に明かされる真実が意外すぎて、思わず夢中になってしまいました。