あーイタイ!恥ずかしい!思わず悶絶したくなっちゃうような、こじらせた男子たちの生態がリアルに描かれたマンガをセレクトしました。
こじらせてるのって女子だけじゃないんだなあ、となんだか安心できるマンガたちです。
非モテ系男子の生態が恥ずかしくなっちゃうほどリアルに伝わってきます。
ちょっと優しくされたり、目があっちゃったりしただけで好きになるって、非モテあるあるですよね。本作を読んでいると、男女でもモテない人って悩みや思考が似ているんだなあ、と妙に納得させられました。なんだか、癒されました。
モテない系女子や、かつてモテない系だった女性にぜひ読んでほしい一作です。
悩める三人の男性がひょんなことから、「誰が一番不幸か」を競うことになります。
客観的に見たら満ち足りた人生のように思えても、本人が満足していることってあまりありませんよね。どんな状況でもないものねだりしてしまうのが人間なのかもしれません。
それぞれ人からうらやましがられるルックスや仕事がありながらも、不満足感いっぱいの男子たちに共感しっぱなしです。
「私はまだ本気出していないだけ。私が本気になればこんなもんじゃない、はず」と思っていませんか?私は恥ずかしながらそう思っている時期がありました。(もしかして今も思っているかも。)
そういう、何も努力していないのに、やればできるんだけどーというだらだらした気持ちに活を入れてくれるのが本作です。40歳で仕事を辞めて自分探しを始めた主人公の危うい冒険は他人事とは思えません。
本作では、こじらせ男子だけではなくこじらせ女子もたくさん出てきます。プライドばかり高い人や、承認欲求の塊の人などがリアルに描写されていて、「こんな人いるよねー」と思わず納得させられてしまいます。
また、自分のなかの「イタイ人の部分」を見せつけられているようでもあって、恥ずかしくなってしまいます。こうはなるまい、と戒めになる本です。