これぞプロ!シリアスな現場で働く人の使命感に胸が熱くなるマンガ5選

おとむらいさん
ゼイチョー! ~納税課第三収納係~
健康で文化的な最低限度の生活

仕事のやる気が出ないこと、ありますよね。モチベを復活させるには、プロ意識の高い人から影響を受けるのがベストです。そんなあなたにシリアスな現場で働く主人公たちの使命感が乗り移る、熱いマンガたち
を紹介します。

おとむらいさん大谷紀子

売れないアラサー女優・いずみは花屋の杉浦に紹介され、葬儀屋で働くことに。死者に敬意を払い、遺族に最高のお葬式を提供すべく、タブーに踏み込む登場人物たちに感服。なんと、葬儀で結婚式をしたり、マンガキャラの葬儀をやっちゃったり。
「本物の人間ドラマ」に一話一話、必ず泣けます。
自分や愛する人の死の局面で、みんなを幸せにするにはどうしたらよいか……そんなことを本気で考えたくなるマンガです。

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ゼイチョー! ~納税課第三収納係~慎結

子どもの頃に強制執行を経験した華子は納税課の新人公務員として、税を徴収する側に。市の財政支援者・武谷建設の御曹司の脱税と勇敢に対峙する華子がカッコイイ!
一方、やむを得ぬ事情のある滞納者たちには本気で解決策を提示していく華子たち。現場で働く人たちは、法律や制度で一律に処理……ではなく個々の事情と向き合ってくれる人もいるのかも。怖そうな税の徴収官のイメージがちょっぴり変わった作品です。

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健康で文化的な最低限度の生活柏木ハルコ

新卒公務員のえみるは生活保護受給者のケースワーカーとして働くことに。未申告のバイトでギターを買った高校生が不正受給に該当し、要返済……。そんな辛い局面にある受給者たちの境遇に心が痛みます。
国が便利で豊かになった現代における「健康で文化的な最低限度の生活」とは? 個々のケースにいつも的確な答えを出すえみるの指導係・半田さんが私の中で密かなヒーロー。彼の地道な活躍に熱くなりながら、一気に読みました。

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ザ・モルグ寺館和子

『死体は語る』で有名な法医学者・上野正彦先生監修の作品。作中にも監察医の主人公・まゆこの相談役として登場します。医療ミス隠蔽のための死因改ざん、母子家庭の虐待死……ニュースで見る事件の裏側を連想させ、恐怖と納得の連続で目が離せません。
ちなみに、まゆこというキャラもカッコ良すぎ。元恋人に生き方を指導したり、刑事の元旦那・洋介と協力体制を取るも自立した女性でい続ける、など。大人女子の鏡として憧れます!

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相談室の星 医療ソーシャルワーカーの日誌より坂口みく

患者やその家族の心をケアする医療ソーシャルワーカー(MSW)として働く主人公・まどか。優しい雰囲気を持ちながら、そのプロ意識から時に探偵ばりに家庭の事情を調査します。
たとえば、自分を捨てた母親を見舞いに行けない息子・樹。まどかのおかげで誤解が解け、泣かせてくれます。
誰もが弱気になりうる自分や家族の病気や死。彼女の活躍を通じて、MSWという世の中に絶対必要な職業の醍醐味がわかりやすく伝わってくる作品です。

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