見ないふりしてない?子供の虐待について考えるマンガBEST5

児童福祉司 一貫田逸子
ちいさいひと 青葉児童相談所物語
児童養護施設の子どもたち

社会問題ともいえる子供の虐待。まるでフィクションかのような、にわかに信じがたい虐待が隣のお宅の扉の向こうにひろがっているのかもしれません。周囲の目や耳が抑止力になることもあります。今回はそんな虐待に関するマンガをご紹介いたします。

児童福祉司 一貫田逸子さかたのり子

子供の頃、親に虐待され餓死した友達を救えなかった過去をから、児童福祉司になった一貫田逸子。
次々と突きつけられる児童虐待。なんであんな酷いことを平気で子供に出来るのか、なぜ周囲は手を差し伸べないのか。胸が苦しくなるようなエピソードの連続なのに、虐待を受けることもたちは、それでもなお虐待を続ける親の愛情を求める子供たち。
本当に心が壊れそうなエピソードばかり、、、何もしないが暴力になり得る事を周囲が理解するきっかけになるといいなと思う作品です。

ちいさいひと 青葉児童相談所物語夾竹桃ジン

児童虐待から子供を守る為、日々戦う大人たちがここにいる!駆け出し児童福祉司の相川健太が今日も奮闘する物語。
物語といいつつ、やたらとリアルなエピソードが展開され、これまた見ていてホントにヒリヒリする作品。ろくに食事も与えてもらえず、自力ではお水すら飲めなくなっている子供たち。親が取る行動を見ていると、怒りすらわいて来る。
ドアの向こうでこんな目にあっている子がいるんじゃないかと想像すると、ホントに怖くなる作品です。どうかフィクションでありますように…

ちいさいひと 青葉児童相談所物語の画像

児童養護施設の子どもたち榎本由美

与えられるべき愛情をもらえない子供たちが、地獄のような日々を送りながらも自分で生きていく希望を見出すお話。
施設内にはあらゆる虐待を受けてきた子供が暮らしていて、食事の時間になると、お箸やフォークではなく、まるで取られないように手で物凄い勢いでかぶりついたり…もう、食事を奪われない安全な場所にいるのに、習慣はなかなか変わらず、周囲はそれを目にして、わかるよって思ってみている…。
虐待を受け、身体の傷は消えても、それ上に大きな影を残し続ける虐待って…

透明なゆりかご沖田×華

主に出産にまつわる描写が多い本作ですが、虐待のエピソードもありました。食事を与えられないことやDVだけが虐待ではありません。
ここで扱われるのは、実の親や義理の親から受ける性的虐待。守ってくれるはずの親に性的虐待を受けるって、想像するだけで吐きそうですが…恥かしくて誰にも言いたくないし、一番そばにいて欲しい母親には絶対に言えない…胸がつぶれそうなエピソードですが、決して遠いものではないんですよね。。どうしたら抑止できるのか…
解決策はみえない虐待の1つだと思います。

透明なゆりかごの画像

消えた子供まるいぴよこ

このマンガがを知ったきっかけはバナー広告でした。あまりの衝撃で、一体何が行われているんだろうと、衝撃を受けながら読んだ覚えがあります。にわかに信じがたいエピソードがオムニバスで入っているんですが、どれもニュースで耳にしたことのあるエピソードなんですよね。決してフィクションだと片付けてはいけない気がします。
虐待にかんするマンガを紹介しましたが、まずはそういう事があるんだと知って、声をあげられない子供たちに周囲が気づいてあげるだけでも、救える命があるのかもしれません。