思わずマンガの世界か、現実か分からなくなる。リアリティ溢れるマンガ5選

ブタイゼミ
メイド諸君!
予告犯

「あれ?思わずマンガの世界に入っちゃった…。」と、ふとした瞬間に一人、物思いに更けてしまった。
どうかこの不思議な感覚、体験していただきたい。そんな願いを込めて選びました。

ブタイゼミみかわ絵子

個性の無い人間、喜怒哀楽の感情のない人間、目標の無い人間。要は「何もない」人間が「舞台」という活劇を通じて自分のやりたいことを見出していくマンガである。
個人的には「弱い人間が強くなっていく物語」は王道だと感じるが、このマンガは違う。「何もない人間が何かを持つ物語」なのである。
自分が本当にしたいことは何か?これは、今のままの人生を送って良いのか?と考えさせられるマンガである。

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メイド諸君!きづきあきら

このマンガはオタク主人公のありがちな「どうせ俺なんかモテない」という精神からの心情変化が非常にリアリティある仕上がりとなっている。
女性からアプローチされても、「どうせ俺なんか遊ばれている」という弱気な気持ちから「俺が幸せにできるのだろうか?」という疑問、「本当に俺で良いのか?」という葛藤。そして「幸せにしたい」と思うまでの心情変化が特に見どころである。

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予告犯筒井哲也

インターネットは、今では欠かせない存在となっており、それはいい意味でも悪い意味でも、つまり必要悪な存在となっている。そんな必要悪の世界で送る、サイバーテロの物語。
しかしこのマンガの真髄は、ただのサイバーテロを引き起こすことではなく、「どうしてこのような奇行に及んでしまったのか」という趣旨背景が組み込まれた情景。
そして、衝撃のラストを見逃すな。

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サツリクルートMITA

大人の階段を上るための試練として立ちはだかる壁「就職活動」。そんな就職活動における緊迫感というリアリティある面接の雰囲気とは対照的に、悪魔の能力という非現実的な要素を加えた不思議なコラボレーション。
就職活動という壁を通過してきた俺でも、緊迫感と不思議な感情を味わうことができる。
このドキドキ感を是非とも味わってほしい。

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ここは今から倫理です。雨瀬シオリ

「倫理」の授業とは何なのか、俺には分からなかった。しかし、このマンガを読むと何を伝えたいのか深層心理が分かるであろう。
生徒…いや、一人ひとり様々な悩みを持ち、苦しみ、辛い思いをしている。そんな弱い心に対して、「倫理」の授業を通じて生きることの意味を教示している。このマンガは、人生において何か悩みを持った時に、是非とも読んでいただきたい。

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